神戸学院大学

国際交流

駐日ウクライナ大使が佐藤学長らを表敬訪問し、若者の交流について懇談しました

2021/05/17

コルスンスキー大使(右から2人目)と懇談した(左から)津田副学長、佐藤学長、岡部所長
コルスンスキー大使(右から2人目)と懇談した(左から)津田副学長、佐藤学長、岡部所長
日宇学術・地域交流の展望を話し合う出席者ら
日宇学術・地域交流の展望を話し合う出席者ら
コルスンスキー大使のマスクは青と黄色のウクライナ国旗をデザイン
コルスンスキー大使のマスクは青と黄色のウクライナ国旗をデザイン
佐藤学長(左)からこれまでの交流の経過についての説明を聞くコルスンスキー大使(中央)
佐藤学長(左)からこれまでの交流の経過についての説明を聞くコルスンスキー大使(中央)

ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日特命全権大使が5月12日、ポートアイランド第1キャンパスに佐藤雅美学長らを表敬訪問しました。
 
ウクライナは東ヨーロッパにあり、ロシアの西、黒海の北に位置しています。日本の約1.6倍の国土に4100万人余りが居住しています。首都はキエフ。コルスンスキー大使は、昨年10月に着任しました。
 
ウクライナ研究会会長で、「日本・ウクライナ交流史1915―1937年」(神戸学院大学出版会)を最近著した岡部芳彦・国際交流センター所長を中心に本学は継続して日宇交流を進めています。佐藤学長は、2017年に本学ポートアイランドキャンパスで「第4回日本ウクライナ地域経済・文化フォーラム」を開催した際、学術協定を結んでいるウクライナ国立農業科学アカデミー・アグロ・エコロジー環境マネジメント研究所から名誉博士号を授与された話題から切り出しました。さらに翌年、ウクライナをテーマにした国際会議や写真展をポーアイ、有瀬両キャンパスで開催するなど両国の学術・地域交流を深めていることを説明しました。

 ◆佐藤学長「若い世代の交流を深めたい」/コルスンスキー大使「日本の企業文化学ばせたい」
今後の計画について佐藤学長は、「ウクライナの複数の大学と交流協定を結ぶことを検討しています。ウクライナの大学で日本語を学んでいる学生をインターンシップで受け入れるなどして、若い世代の交流を進めたい」と希望を述べました。
 
ウクライナ国旗の青と黄の鮮やかなデザインのマスクをしたコルスンスキー大使は「ありがとうございます。お会いできてうれしいです」とまず日本語であいさつしました。さらに通訳を通じて「私は外交官になる前は大学の研究者でしたので、大学同士の交流にはとても関心があります。日本はウクライナにとってあこがれの国。IT専門家が日本に来て、コーポレートカルチャー(企業文化)を学ぶことが大切だと思います。両国の友好のためにお手伝いできればうれしいです」と語りました。
 
大使は岡部所長の著書にも触れ、「日宇関係が(独立して以降の)約30年間だけでなく、さらに長い交流があったことを本で知りました」と語りました。本学からは津田裕子副学長、岡部所長らが同席して大使と懇談しました。

ウクライナ国営通信社「UKRINFORM」の記事はこちら