神戸学院大学

国際交流

ウクライナの国立大学と学術交流協定を締結しました 同国で3校目

2021/09/30

オンラインで実施された協定式の画面
オンラインで実施された協定式の画面
発言するシチ評議会議長(左)とツェペンダ学長(中央)
発言するシチ評議会議長(左)とツェペンダ学長(中央)
あいさつする佐藤学長
あいさつする佐藤学長
司会の岡部教授
司会の岡部教授
協定書を示すツェペンダ学長(右)とシチ議長
協定書を示すツェペンダ学長(右)とシチ議長

ウクライナの大学との関係を深めている本学は9月29日、同国西部のバシル・ステファニューク記念プレカルパティア国立大学と学術交流協定を締結しました。オンラインで実施された協定式では国際交流センター所長の岡部芳彦経済学部教授の司会で、佐藤雅美学長とイホール・ツェペンダ学長が協定書に調印しました。

■西ウクライナでトップクラスの大学
学術交流協定の締結はウクライナでは、西ウクライナ国立大学、オストロフ・アカデミー国立大学に続き、3校目です。教員の相互訪問や共同研究、学生インターンシップの受け入れなどで学術協力と交流を進めます。イヴァノフランキウシク市にある同国立大学は、1940年に教育研究所として誕生し、今では文理合わせて11学部4研究所を擁する総合大学に発展しました。教育・研究レベルは高く、西ウクライナでトップ10の高等教育機関にランクインしています。

■両学長がオンラインで期待を表明
協定式で佐藤学長は「本学はウクライナと言語の講座を開講するために、ウクライナ人の客員教授を1年間招く予定です。貴大学紹介の動画を拝見して、美しい街であることが分かりました。貴学との交流に加えてイヴァノフランキウシク地域との協力が進展することも望んでいます」と、ウクライナ語を交えてあいさつしました。さらに本学とウクライナとの交流の経緯を振り返って関係の深さをアピールしました。
ツェペンダ学長も、「両国の歴史と文化をつないだ岡部先生の功績は大きいです。素晴らしい、レベルの高い大学と交流協定を結べることは喜ばしい」と歓迎しました。同席したイヴァノフランキウシク州評議会のオ レクサンドル・シチ議長も歓迎のあいさつをしました。シチ議長は「市民を代表してお祝い申し上げます。両国は100年以上の交流の歴史があることを岡部先生の著書で知りました。私は先生とは深い付き合いがあり、政府のメンバーとしてお会いしたときに、わが国の有名な詩人、タラス・シェフチェンコの詩を一緒に読んだこともあります。国家間の関係も個人と個人の付き合いが大事です」と話しました。

■コルスンスキー駐日大使も祝賀あいさつ
また、本学を訪問したことのあるセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使も祝いのあいさつをし、「日本の学生にウクライナからオンラインで講義するなどの協力を進め、コロナ禍が収束すれば、オフラインで共同イベントの開催も実施してほしいです。大使館としては、これから兵庫だけでなく関西地域全体に交流の対象を広げていきたい」と熱弁をふるいました。
プレカルパティア国立大学ホームページの記事はこちら
イヴァノフランキウシク州評議会ホームページの記事はこちら
ウクライナ国営通信社UKRINFORMの日本語記事はこちら