私たちの身の周りに潜む社会課題を見つけ出す
現代社会は単純に解決することができない課題が山積みです。現代社会学部は、そのような街の中にある課題を発見し、解決に導く力を身につけることを目的としています。社会、経済、経営、行政、国際問題、マスコミ、ボランティアなど、幅広い分野や活動について学ぶことで多面的な視点を養い、現代社会学科、社会防災学科の各学科で深い専門知識の修得を図ります。アクティブ・ラーニングやフィールドワーク、インターンシップを多く取り入れた実践的な授業を行っているのも特長です。常に現場を見つめて考える姿勢を培うとともに、主体性や行動力を高め、社会を生き抜く力を育てます。
誰もが安心して暮らせる街を支える力を養う
社会防災学科は、阪神・淡路大震災をうけ2006年に立ち上げた学際教育機構「防災・社会貢献ユニット」をもとに開設されました。被災経験を糧に防災・減災、国際協力、ボランティアなどへの知識を深め、実際の現場での学びを通して社会貢献の心を養い、社会へ伝える力を育てます。
市民の視点
家族、地域を守る防災のノウハウ、それを伝える防災教育、災害発生後のボランティア活動など「減災サイクル」について学修します。
行政の視点
消防や警察などの救援、地方自治体や国の防災関連のシステムや被災後の復旧・復興など、巨大災害に備えた「まちづくり」について多面的に学びます。
社会貢献の視点
身近な地域のボランティアから、企業による社会貢献や海外での国際協力まで、「社会に貢献するとは何か」について幅広く学びます。多彩な講師や企業・団体訪問、海外での実習を通して、豊かな人間性と実践力を身につけます。
取得できる資格
- 防災士 ※2
- 防火管理者 ※3
- 防災管理者 ※3
- 社会貢献活動支援士 ※2
- 中学校教諭一種免許状(社会)※1
- 高等学校教諭一種免許状(公民)※1
※1 指定科目の単位修得者が取得できる資格。
※2 対象科目の単位を修得し、認定試験に合格すると取得できる資格。
※3 対象科目の単位を修得し、効果測定に合格すると取得できる資格。
*「救急救命士」の国家試験受験資格は取得できません。
女性視点のアイデアで次世代の防災をつくる「防災女子」
女性視点のアイデアで次世代の防災をつくる「防災女子」
女性ならではの視点で防災啓発活動を行うサークル「防災女子」は社会防災学科の特長的な取り組みの1つです。地域・行政・企業などと連携し、ストックしている非常食の賞味期限が切れる前に、おいしく食べるためのアレンジレシピを提案する試食会の開催や、百貨店とタッグを組みローリングストック食材を活用したレシピを考案しています。ほかにもさまざまな年代の女性たちとの防災ディスカッションに参加するなど、活動の幅はますます広がっています。