在神戸ウクライナ名誉領事館を姫路市立琴丘高校生が見学に訪れ、ウクライナからの交換留学生らも祖国について説明しました
2026/02/04
ロシアによる軍事攻撃を受けて大きな被害を受け、厳しい生活の続くウクライナの人々の姿や文化を学ぼうと、ポートアイランド第2キャンパスにある在神戸ウクライナ名誉領事館(岡部芳彦名誉領事)を2月4日、姫路市立琴丘高等学校国際文化科1年生約40人と科長の土屋力也教諭が見学に訪れました。
名誉領事館のインターンで、大学院人間文化学研究科修士課程に在籍するアンナ・トライノさんが館内の展示品のうち、ウクライナでクリスマスの時期に厄除け、幸運などを願って作られるモタンカ人形や、空の青と小麦の黄をイメージした国旗、カラフルな刺繍が美しい民族衣装のヴィシヴァンカなどを生徒に見てもらいながら説明しました。
次に廊下に出て、大阪・関西万博のウクライナ館から教育目的のために寄贈された同館の展示品などについてもアンナさんが説明しました。兵士のヘルメットと同じ展示ケースに入っていたウェット・ティッシュについても「前線で兵士が体を清潔に保ち、食事の時に手をふくためにも使う大切なものです」と見過ごされないように、現地の様子をイメージしてもらえるようにと生徒に語り掛けました。
「万博では触れませんでしたが、ここでは自由に触ってもらって構いません」と言われて、生徒たちはロシア軍の攻撃による銃弾痕が生々しいホームセキュリティーの装置などを興味深そうに手で持って、じっくり見ていました。
この後、隣の松口正記念ウクライナ研究センターに移り、まずアンナさんが研究センターの役割とウクライナ語、英語、日本語の蔵書コーナー、壁に展示したウクライナの絵画などについて説明しました。生徒からは「あの絵の鳥は何ですか」と質問が出てアンナさんと岡部名誉領事が「日本語ではサヨナキドリです。手に持っているのは客人を歓迎する『パンと塩の儀式』で使われるパンです。ウクライナでパンは日本の米と同様に欠かせないものです」と答えました。
続いて講義室で、ウクライナからの交換留学生の3人、ヴァレリア・イェリツォヴァさん、アナスタシア・マシネッツさん、ヤロスラヴァ・トルチケヴィチさんが順に、ウクライナ語の特徴や歴史、祖国で良く食べられる料理、流行している音楽などの文化についてスライドを見せながら説明しました。
生徒からは「どうやって日本語を勉強しましたか」「日本の食べ物で好きなものは」「日本で行ってみたい場所はどこですか」などと質問が相次ぎました。交換留学生たちは「本で勉強したり、YouTubeを見たり、アニメで覚えたりして学びました」「日本の料理で好きなのはラーメンです」「広島、京都、奈良に行ってみたいです。自然が好きなので長野や日光東照宮にも行きたいです」などと答えました。
