神戸学院大学

「『森茂樹物語』を読んで感じたことを自由に表現してみよう」作品募集企画の表彰式を開催しました

2023/01/31

中村学長(左から4人目)らと記念撮影する受賞者の宇都さん(右から2人目)、秋定さん(同3人目)、甲斐さん(同4人目)、鈴木さん(左から2人目)、塩口さん(同3人目)、左端は津田副学長、右端は辻学長補佐
中村学長(左から4人目)らと記念撮影する受賞者の宇都さん(右から2人目)、秋定さん(同3人目)、甲斐さん(同4人目)、鈴木さん(左から2人目)、塩口さん(同3人目)、左端は津田副学長、右端は辻学長補佐
中村学長(左から2人目)、津田副学長(左端)、辻学長補佐(右端)と記念撮影する受賞者の中井さん
中村学長(左から2人目)、津田副学長(左端)、辻学長補佐(右端)と記念撮影する受賞者の中井さん
中村学長、津田副学長、辻学長補佐と懇談する受賞者たち
中村学長、津田副学長、辻学長補佐と懇談する受賞者たち

「『森茂樹物語』を読んで感じたことを自由に表現してみよう」と呼びかけた作品募集企画で優秀賞に選ばれた学生6人の表彰式が1月27日、ポートアイランド第1キャンパス(KPC1)A号館で開かれました。中村恵学長から表彰状が贈呈され、ブランド力醸成ワーキンググループ座長の辻幸恵学長補佐(経営学部教授)から副賞が贈られました。

「自校の歴史から学ぶ月間」(12月)に合わせて企画しました。表彰式には中村学長、辻学長補佐とともに審査を担当した津田裕子副学長(薬学部教授)も出席。各受賞者の以下のあいさつを聞き、審査にあたった大学幹部3人が感想を述べました。

■甲斐敦樹さん(人文学部3年次生)
甲斐敦樹さん(人文学部3年次生)は主人公が森茂樹初代学長のことを知って「志の共通点」に気づいて映画を製作することになるストーリーの動画を「私と森茂樹」のテーマで応募しました。「森茂樹物語を読んで、いろんな大変なことがあったことを知りました。大学を作るということは世界を作り、人の居場所を作るということだと思います。私は映画を多く撮影してきました。映画も世界を作り、人の居場所を作るということだと思います。そう考えて短い映画作品にしてみました」と述べました。

■塩口碧海さん(経営学部3年次生)
塩口碧海さん(経営学部3年次生)は森茂樹初代学長と本学のマスコットキャラクター、マナビーが握手し、背後に有瀬キャンパス(KAC)の1号館とKPC1のC号館を配したイラストを描きました。「新たに大学を創設したということが心に残り、初めて建築された学舎と茂樹先生が生前望まれた薬学部の入っている学舎を対比させて表現したいと考えました。茂樹先生とマナビーの握手も時代の移り変わり、先人たちの思いの引き継ぎを表現したくて描きました」と述べました。

■秋定美月さん(経営学部2年次生)
秋定美月さん(経営学部2年次生)は高等学校時代に所属した水泳部で練習してもタイムが伸びなかった時期の悩みを振り返り、「苦しい時でも前を向いて進んだ」森茂樹初代学長の生き方に照らし合わせ、「私と森茂樹」の題で感想文を書きました。「私にはどこかでうまくいかないモヤモヤ感が常にありました。一方、熱意のある森先生の姿が印象的でした。同じ「夢見る人」なのに夢を実現できない私と実現させた森先生。何が違うのだろうと考えるきっかけを物語が与えてくれました」と述べました。

■宇都美羽さん(経営学部2年次生)
宇都美羽さん(経営学部2年次生)は「神戸学院の魅力とは」の題で「森茂樹(という人物)を通して、今の日本に必要なことは何か考えることができることが神戸学院大学の最大の魅力ではないか」「長期的に物事を見る視点を見直すきっかけを作り出してくれるのが神戸学院大学の魅力」との感想文を寄せました。「私は経営学部ですので経営者の方の話を聴く機会がたくさんあります。自身のこれまでの学びを生かして、森茂樹物語を読み、生き方の違いや共通点を考え直してみたいと思って書きました」と述べました。

■鈴木陽菜乃さん(経営学部3年次生)
鈴木陽菜乃さん(経営学部3年次生)はKPC1のA号館と美しく咲く桜の花を組み合わせた風景写真を撮影しました。「私は趣味が写真なので、神戸学院大学の魅力を一目で分かるものがいいと考え、昨年4月にこの1枚を撮影しました。3年次生の私はコロナ禍で1、2年次の間は登学の機会が限られていました。3年次生の人たちの多くは、こんな桜がきれいな場所があることを知らないかもしれないと思い、桜と大学の両方が写った図柄を選びました。神戸学院大学の隠れた魅力になるのではないでしょうか」と述べました。

■中井隆大さん(経営学部2年次生)
中村隆大さん(経営学部2年次生)は「母の背中を追って」と題してKPC1に設置された校祖森わさ胸像の背後からA号館の方向に向かって写真を撮影しました。「森茂樹先生は母、わさ校祖の背中を見て、自分の人生の道を決め、歩みました。今を生きる私たち学生も茂樹先生のように、わさ校祖の背中から見える景色を見て、わさ校祖の背中を追っていこう、未来につなげようという気持ちになり、あえて顔は写さないで、あまりない背後からのアングルで撮影してみました」と狙いを述べました。

◆  ◆  ◆
中村学長は「自分が素直に出ている文章には惹かれました。写真や動画もセンスが光るものがありました。(作品にも見られるように)コロナ禍でしんどい思いをした学生が多いと思いますが、歴史的な大事件に居合わせてしまったと思うほかありません」と述べました。

津田副学長は「自校の歴史から学ぶ募集企画も年々関心が高まり、たくさん応募していたけるようになりました。3回目になり、森初代学長、わさ校祖の壮絶な生き方に自分を投影して考えるという一歩進んだステージに到達していると感じました」と述べました。

辻学長補佐は、「自分と比較して書いた文章はいいと思いました。桜の花とA号館の写真を見て、ここにも桜があったのかと、私自身の発見もありました。在学中にはあまり考えなくても、卒業してからいい大学だったなと思っていただければうれしいです」と述べました。

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