神戸学院大学

GC学部中国語コースの学生と本学留学生が伊川谷高等学校で交流授業に参加しました

2023/09/26

初回授業で留学生への質問を考える準備作業
初回授業で留学生への質問を考える準備作業
ワークシートを使った2年生のインタビュー活動
ワークシートを使った2年生のインタビュー活動
ワークシートを使った3年生のインタビュー活動
ワークシートを使った3年生のインタビュー活動
2年生は、すごろくを使って楽しく交流
2年生は、すごろくを使って楽しく交流

グローバル・コミュニケーション学部中国語コースの眞島淳准教授が担当する中国語専攻演習(ゼミ)を履修する4年次生15人が、9月8日と15日に神戸市西区の兵庫県立伊川谷高等学校で交流授業に参加しました。この交流授業は昨年度から始まり、今年度は4年次生に加え、同校卒業生である1年次生3人も参加しました。同校は本学と高大連携を行っている高等学校の一つで、2年次に「中国語基礎」、3年次に「中国語実践」をそれぞれ週2コマずつ希望者が選択履修しています。

初回は高校生と本学学生でグループを作り、次回の授業で留学生に尋ねる質問を一緒に考えました。初対面のため、互いに緊張した様子でしたが、学生が率先して生徒に高校生活について尋ねたり、大学生活を紹介したりするなどして場を和ませました。大学生は高校生に適宜ヒントを出し、一緒に教科書やプリントを使って調べるなど丁寧にサポートを行っていました。

2回目は、国際交流センターの協力で7人の留学生を授業へ招き、事前に考えた質問を用いてインタビュー活動を行いました。高校生は、本学学生や教員からヒントやアドバイスをもらいながら、実際に中国語を使って交流を深め、日中文化やものの考え方の違いにも触れることができました。交流授業に参加した留学生の日本語や大学生の中国語に刺激を受けて「もっと中国語の勉強を頑張りたい」「もっと中国語を話せるようになりたい」との感想が多く寄せられました。

高校生からは他にも、「元々人としゃべるのは苦手な方だけど、この授業を通して自分からしゃべったり意見を出したりすることを頑張ろうと思った」「大学のことを聞けてよかった。留学生の方がすごく日本語が上手で、話しやすかった。日本と近いものがあったり全然違うものがあったりして面白かった。中国語を話せることで世界中の人と話せると知った」との声が届きました。

参加した中国語コースの学生からは、「高校生の皆さんは意欲的で、教えたことをすぐメモしたり、相づちを打ったり、分からないことは必ず質問したりするなど、教えがいがありました。大学生は初心を思い出し、高校生は何となくでも大学生像がつかめ、互いに刺激されて、いい発見がいくつもあったと思います。こんな学生ばかりなら教師になってみたいと思いました」「前回は高校生として授業を受けていましたが、今回は大学生として高校生たちに中国語を教えることに新鮮さを感じました。4年次生の先輩と一緒に教えるのでとても心強かったです。 高校生達に教えることが意外と難しかったです。 最初は高校生も緊張していて話すことをためらっていたのですが、だんだん打ち解けることができ、お互いに楽しい時間を過ごすことができたので良かったです。4年次生のように、中国語を聞かれた時にすぐに答えることができるように語学の上達を目指します」と感想を寄せました。

留学生からは、「日中関係が緊張している現在、今回の授業はただの言語交流会ではなく、異なる文化や価値観の理解を促し、政治対立の中で国民の友好を築く役割も担っていると思います」「高校での中国語交流活動に参加できてとてもうれしいです。私の母国語が多くの日本人に愛されていることを本当にうれしく思います」との声が聞かれました。

眞島准教授は「今年度の反省点を生かして、今後もよりよい交流活動ができるように尽力します」と話しています。