「『森茂樹物語』を読んで感じたことを自由に表現してみよう」と題した作品募集企画で、優秀賞に選ばれた学生６人の表彰式が２月９日、ポートアイランド第１キャンパスＡ号館で開かれました。佐藤雅美学長から表彰状が贈呈され、ブランド力醸成ワーキンググループ座長の辻幸恵学長補佐（経営学部教授）から副賞が贈られました。

表彰式には佐藤学長、辻学長補佐とともに審査を担当した津田裕子副学長（薬学部教授）も出席。各受賞者のあいさつを聞き、全員で企画や学生生活について懇談しました。

■森茂樹先生の人柄が素晴らしい人材を集めた（佐藤学長）　
佐藤学長は、「私は35年前にこの大学に法学部の講師として採用されました。そうそうたる先生方がズラリと並んでおられて驚きました。歴代の教授陣には最高裁判所の裁判官を務めた方などもおられます。創設時から、初代学長である森茂樹先生のお人柄によって素晴らしい人材が集まって来られました。政治、宗教、財界など、何ものにも縛られない自由な気風は今も本学に息づいています。そんな大学で将来を考え、成長してもらえたらうれしいです」と述べました。

■森茂樹先生の情熱、誇りを自身の言葉で表現できた（津田副学長、辻学長補佐）
津田副学長は、「森先生の情熱に打たれ、自分も頑張りたいという感想を書いてくださる方が多かったです。皆さんも森先生のように神戸学院大学生として誇りを持っていただければ幸いです」と述べました。辻学長補佐も、「70歳で大学を創設された森茂樹先生もですが、お母さまの森わさ先生もすごいですね。シングルマザーという時代背景を考えれば、とても厳しい状況で教育に生涯を捧げました。皆さんは物語をいったん自分の中でかみしめて、自分の言葉で表現してくれた点が良かったです」と述べました。

■成瀬さくらさん（心理学部４年次生）
続いて各受賞者が感想を述べました。「母思ひ　勉学励み　開拓師　新たな冀望（きぼう）ともに結ばる」と、短歌を詠んだ成瀬さくらさん（心理学部４年次生）は、「私は神戸学院大学が大好きで、４月から大学院に進学します。物語を読んで、こんなすごい人が創設したと知り、もっとこの大学が好きになりました」と語りました。

■栗田愛也さん（経営学部３年次生）
「あなたの歩みが、未来の希望（みち）になる」と、キャッチコピーを考えた栗田愛也さん（経営学部３年次生）は、「森茂樹先生、森わさ先生はともに責任感を持って行動に移されました。一人一人の行動が重要だと感じました。責任感のない人が多い社会背景も考慮してコピーを作りました」と述べました。

■寺本智恵さん（経営学部４年次生）
「エッセイ・感想文」を寄せたのは４人。「私と神戸学院大学」の題で書いた寺本智恵さん（経営学部４年次生）は、「辻先生のマーケティングの授業で教えてもらってはいましたが、森茂樹先生は情熱のある勉強熱心な方だとさらに詳しく知ることができました。４月からは兵庫県内の大学職員として就職も決まり、私も森先生を見習って、ずっと勉強を続けていきたいと思います」と述べました。

■沖元啓人さん（経営学部３年次生）
「森茂樹が求める人物像、そして彼のような人へ」の題で書いた沖元啓人さんは、「森茂樹先生は他人から信頼されて生き続けた人。信頼は築くのが難しく、壊れやすいものです。森先生が大学を作られた年齢まであと約50年。将来、他人との信頼を築き、森先生のように、人に敬われ、人がついて来てくれるような人物になりたいと思いました」と語りました。

■塩口碧海さん（経営学部２年次生）
「神戸学院大学創設者『森茂樹』とは」の題で書いた塩口碧海さん（経営学部２年次生）は、「森茂樹先生は、こういう大学にしたいという熱心な思いが根底に強くありました。この大学の良いところは自由なところです。やりたいことをやって成長につなげていける。それも森茂樹先生が根底の部分を作ってくださったのですね」と語りました。

■鈴江美咲さん（経営学部２年次生）
「神戸学院大学創設者『森茂樹』とは」の題で書いた鈴江美咲さん（経営学部２年次生）は、「物語を読むまでは森茂樹先生のことを知りませんでした。夢を実現するために努力する姿が、とても格好いいと思いました。神戸学院大学の学生として恥ずかしくないように、いっそう勉学に励みたいと思います」と述べました。

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