神戸学院大学

台風19号被災地緊急支援ボランティア第3陣は再び宮城・丸森町で活動しました

2019/12/19

ビニールハウスで泥出し作業
ビニールハウスで泥出し作業
泥が重く厳しい作業でした
泥が重く厳しい作業でした
被災した家屋で片付け作業
被災した家屋で片付け作業

台風19号の被災地緊急支援ボランティア第3陣が12月7~8日、宮城県伊具郡丸森町へ派遣されました。死者10人、行方不明者1人を出し、被害の大きかった同町へは11月に次ぎ2度目の派遣です。学生7人、職員2人のチームで仙台からマイクロバスに同乗して水害の傷跡の深く残る現地に向かいました。今回も丸森町災害ボランティアセンターからの紹介で阿武隈川支流の五福谷川流域にある被災農家のビニールハウスと周辺で汚泥のかき出し作業などにあたりました。

特に女子学生にとってはきつくて重い作業でしたが、チームワークで何とか乗り切りました。学生らからは「被災者が自分たちを受け入れてくれたので、本音を聞くことができた」「泥出しのたいへんさを実感できた」「現場の様子はテレビで見ていたのとは随分違った」などの感想が寄せられ、貴重な体験となりました。

作業終了後は被災者の方から「作業期間は短くても(ボランティアから)気遣いの言葉をかけていただけたのが何よりもうれしい」との感想を聞くことができて、学生や職員も作業の疲れが吹き飛ぶようでした。被災から2カ月たっても手つかずの道路や田畑はたくさん残っており、ボランティア支援のニーズはまだまだあります。

2020年は阪神・淡路大震災から25年の節目です。本学は仙台市の東北福祉大学とは「防災・減災及びボランティア活動に関する相互支援協定」を締結しています。本学も加入している「大学間連携ボランティアネットワーク」の幹事校を務める同市の東北学院大学からは継続支援の要請があり、来年も引き続き支援を続ける予定です。