神戸学院大学

本学学生と淡路市若手職員で市長への事業改善プレゼンテーションを行いました

2019/09/25

プレゼン終了後に門康彦淡路市長と記念撮影
プレゼン終了後に門康彦淡路市長と記念撮影
有害鳥獣対策チーム
有害鳥獣対策チーム
学校教育チーム
学校教育チーム
門康彦淡路市長からもアドバイスをいただきました
門康彦淡路市長からもアドバイスをいただきました

淡路市の課題解決のため、淡路市の職員と本学学生による門康彦淡路市長への事業改善プレゼンテーションが21日、淡路夢舞台国際会議場で行われました。このプロジェクトは本学と淡路市が締結した包括連携協定の一環で、同市若手職員と本学学生が協力し、地域課題解決に取り組むことを目的としています。一般募集した学生12人と若手職員10人でプロジェクトチームを結成し、8月から4回にわたる淡路市内の視察やグループワークを経て、有害鳥獣対策チームと学校教育チームに分かれ、それぞれプレゼンテーションを行いました。

まず、有害鳥獣対策チームは淡路市の農業被害についてイノシシ被害が多い点に着目。淡路市内の農家に行ったアンケート結果から、現状を放置すれば、若手農業者の離農者が増加する可能性があるとの見解を示し、市内の農業被害状況の分析結果から捕獲より侵入防止対策に力を入れるべきと説明。防護柵の新規設置や張替費用に対し、補助金の増額などの新たな追加支援策を提案しました。財源は、ふるさと納税の返礼品やPRに新企画を導入することで、確保したいと述べました。

次に、学校教育チームは、淡路市における学びの環境を調査し、タブレット活用教育授業計画に着目。小中学生を対象にしたアンケート結果もふまえ「タブレット持ち帰り教育」と「総合学習の時間に、学年を超えて学ぶコース科目」の導入を提案。この施策により、淡路市が取り組んでいる教育分野におけるICT推進事業を補完したいと説明しました。

門市長は「淡路市は危機意識をもって、積極的に行政改革に取り組んでいる中、二つの提案とも、着眼点がユニークで、関係部署と前向きに検討したいポイントがいくつかありました」と語り、学生と市職員を労いました。参加した学生は「これまで接したことがない社会人の方とのディスカッションやプレゼンの機会をいただき、とてもいい経験になりました。チーム一体となって成長できたと思います」と話しました。