神戸学院大学

【ウィズコロナ 学生はいま】オンラインで子どもの見守り活動を続けています

2020/07/13

オンラインで活動する塩見恭平さん
オンラインで活動する塩見恭平さん

総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学科2年次生 塩見 恭平さん

糟谷ゼミの2年次生9人で「コロナ禍の今、社会福祉を学ぶ学生として何ができるか」「一番困っているのはだれだろうか」と、オンラインで話し合いました。私はボランティアサークル「恵(めぐみ)」にも所属していますので、「子どものオンライン見守り活動」に同じサークルの学生と参加することになりました。学科1期生の卒業生の方の娘さんの幼稚園が2日に1日休みになり、年中児の娘さんと一緒に遊ぶ活動を6月10日から、当初は私たち2人で始めました。週1回程度のペースで約30分間、なぞなぞをしたり、絵しりとりをしたりして楽しんでもらっています。最近では七夕のお絵かきをしました。

◆子どものお母さんは良き先輩
何をするかは学生同士で話し合い、活動は空き時間のボランティアです。途中からは学生側は私1人になりました。やがて幼稚園が毎日登園に戻り、娘さんの帰宅時間には小学1年生の兄も帰っています。でも、兄妹を一度に相手にするのは困難ですので、30分ずつ別々に遊んでいます。社会福祉士の資格を持つお母さんからは先輩として、子どもとの接し方を毎回いろいろアドバイスしてもらっています。

◆まずは会話でコミュニケーション
オンラインだと、顔は見えるものの相手とのコミュニケーションが難しく、話をつなぐのに苦労します。子どもが楽しめているのかどうかも分かりにくいです。なぞなぞ遊びも、ネットで見つけた幼稚園児向きの問題が難しくて使えないことがあり、やってみて初めて分かったことがたくさんあります。話が一方的にならないようにするには、子どもへの声掛けが大事だと気付きました。「名前をたくさん呼んであげて」「まずは会話をして。遊びはその次」というのも先輩(お母さん)からのアドバイスです。「手遊びみたいな子どもが画面に注意を向けてくれるような工夫が必要」というのもその通りです。少しずつ改善しながら、当面、7月下旬までは続けるつもりです。

◆オンラインで大学紹介の動画も作成
今は大学の授業もすべてオンラインです。社会福祉関係の科目をたくさん取っていて、実習は3年次生からになりますので今のところ不都合はありません。糟谷ゼミでは、コロナウイルス感染防止のため、キャンパスで授業を受けられない1年次生のために大学紹介の動画を作り、私も参加しています。ボランティア活動支援室学生スタッフとしての活動も今はオンラインのミーティングだけですが、平常時ならこれからの季節は広報班としてサマーボランティアの取材などがありました。

◆アルバイトで介護のエッセンシャルワーク
アルバイトは在宅重度身体障害者の方の介護をしています。資格を取得し、週1回ですが朝から夕方までの日勤です。新型コロナウイルス感染防止で「密接」を避けるように言われていますが、今では介護の仕事はコロナに関係なく必要とされるエッセンシャルワークになっています。誰かがやらなければ生活できなくなる方のことも忘れてはなりません。通勤に片道1時間半かかるのですが、将来、私は社会福祉士も一つの選択肢として考えていますので、価値のある仕事だと思っています。もちろんアルコール消毒はきっちりして、感染防止に努めています。