神戸学院大学

国際交流

バディ体験談

バディになって私が得たもの
大江 芽生さん(現代社会学部4年次生)

 小さい頃から国旗や世界地図を見るのが好きで、大きくなったら外国に行ったり外国の文化に触れたりしたいと思っていました。そして将来は海外にかかわる仕事をすることが夢でした。大学では留学したいと考えていましたが、英語が話せるわけでもなく、外国人の友達がいるわけでもなかったのでなかなか勇気が出ず、行動に移せないまま三年生になりました。そんな時にバディの募集を目にし、外国人とたくさん関われるチャンスだと思い応募しました。

 バディの活動中はせっかく日本に留学しに来たのであれば、日本で友達をたくさん作ってほしいと思い、私の友達を紹介しました。また日本らしいことを体験してほしいと思い、ほかの留学生も誘い、一緒に京都の神社めぐりをしたり、紅葉を見に行ったりしました。

 イロナの趣味は登山で、登山の話になると「イギリスのこの山に登った」と何枚も写真を見せてくれました。「日本の山にものぼりたい」と言っていたので、じゃあ同じくバディを組んでいた愛子と3人で登ろうという話になり、12月に摩耶山に登ることになりました。事前に登山コースを調べていたのですが、歩いているうちに、上から垂らされた紐を伝って登らなければいけない道も出てきて、うすうす気づいていましたが、途中の休憩で三人で道に迷ったことを確信しました。(後で調べたら電力会社の人が鉄塔を点検をするための送電線巡視路であったことが分かりました。)それでも頂上にさえ着けば、帰ることができると考え、登り続けました。間違えた険しい道を登っている間もイロナはずっと「楽しい、本当に楽しい!」と何度も私たちに言っては、まだ登りきっていないのに「今日はありがとう」と何度も言ってくれました。
 頂上に登った時、半分冗談、半分本気でいつか富士山にも登ろうと言いました。私はちゃんとした道を案内できていないのにイロナが喜んでいてくれたおかげで私はとても救われました。たくさんイロナとの思い出がありますが、3人で頂上まで登ったこの日のことが忘れられません。

 イロナやほかの留学生が、家族と離れて日本で暮らすのはとても勇気がいることでストレスもかかると考えたので、活動中はバディである私たちがその部分を補って安心して日本で留学生活を送ってほしいと考えていました。
 バディとしてイロナの成長をサポートをしていましたが、私自身もバディ活動を通して人を思いやることができるようになり成長できたと思います。海外が好きであるため、就職活動は主に海外に関われる企業を中心に探し、最終的に海外にも支店がある企業にご縁を頂きました。今後、海外により関われる貿易部を目指して頑張りたいです。

私がふれた日本人のやさしさ
イロナ ヴァンデンホッテさん(リーズ大学 2019年度交換留学生)

 16時間ものフライトの後、関西空港に着いた日、私たちリーズ大学の留学生3人は慣れていない日本の7月の蒸し暑さのせいで溶けるアイスのように汗をかき、喉が非常に渇いていました。やっと日本に着きましたが、思ったより興奮はなくて、むしろ落ち着いていました。しかし、看板(かんばん)に書いてある読めない漢字やまだ慣れていない日本語の音に囲まれ、頭がだんだん痛くなってきました。そんな調子のまま神戸学院に迷わず行くのはかなりきつかったでしょう。でも、私の大学のバディーの愛子のおかげで、結果的には困ることはありませんでした。夏休みにもかかわらず、愛子はまだ会ったことのない私たちを手伝うため、神戸から関西空港にわざわざ迎えに来てくれました。2時間はかかったと思います。愛子にとって英語は難しかったはずですが、私たちが日本語があまり話せなかったので、愛子は私たちと一生懸命英語で話そうと頑張っていました。それだけでなく、愛子はポートアイランドのキャンパスから遠いところに住んでいるのに、私たちを寮まで連れて行ってくれました。

 そのあとも私のバディーが何回も親切にしてくれました。もう一人のバディーのメイは友達を紹介してくれたり、京都の紅葉を見るため連れて行ってくれたりしました。また、私が登山が大好きだと言ったので、12月にメイと愛子と神戸の摩耶山という山に登りました。メイは山を登ったことがなく、12月だったので冷たくて強い風が吹いていたのに、メイと愛子はいつも元気そうでした。メイは山を登る前に全てのことを調べてくれました。その上、山の頂上(ちょうじょう)に着いたら、持ってきた暖かいスープをくれて、驚きました。私が家族から遠いところにいても、二人は私に一人でいるのを感じさせないようにしてくれたに違いないです。日本でそんな優しい二人に会えて、本当にありがたいです。