神戸学院大学

男女共同参画推進への取り組み

第4回「森わさ賞」受賞者が、田村容子さん(人文学部人間文化学科卒業)に決定しました

2023/01/26

森わさ校祖
森わさ校祖
田村容子さん
田村容子さん

学校法人神戸学院は、2022年に創立110周年、神戸学院大学は、2021年に創立55周年を迎えました。本法人の原点である私立森裁縫女学校の創立(1912(明治45)年)理念は、「艱難(かんなん)にくじけず自活していける女性」と「真に社会に役立つ人間」の育成にありました。

校祖森わさ先生のこの志を継承し、活躍する女性教職員、卒業生・修了生を顕彰するために、2019年度に「森わさ賞」が新設されました。

このたび開催された「『森わさ賞』選考委員会」(委員長:中村恵学長)において、17名の候補者の中から田村容子さん(北海道大学大学院文学研究院・准教授)が第4回の受賞者に決定しました。

田村さんは1998年に本学の人文学部を卒業後、中国演劇の研究に従事され、2000年に神戸大学大学院文学研究科修士課程を修了、2006年同文化学研究科博士課程を単位取得退学、2019年に博士(文学)の学位を取得されました。2006 年より早稲田大学坪内博士記念演劇博物館、2008年より福井大学教育地域科学部、2017年より金城学院大学文学部、2020 年より北海道大学大学院文学研究科それぞれにおいて中国演劇・中国文学の研究・教育に携わるとともに、講演や論文・書籍などの執筆を通して、研究成果を広く社会に還元されています。

著書である『男旦(おんながた)とモダンガール 二〇世紀中国における京劇の現代化』において日本演劇学会第52回河竹賞奨励賞を受賞されました。表彰式は、2023年3月に行われる予定です。