神戸学院大学

男女共同参画推進への取り組み

第5回男女共同参画サイエンスフォーラムを開催しました

2022/11/29

柿本育子氏(社会医療法人財団聖サンフランシスコ会 姫路聖マリア病院 ソーシャルワーカー)
柿本育子氏(社会医療法人財団聖サンフランシスコ会 姫路聖マリア病院 ソーシャルワーカー)
宮崎清恵教授(神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 教授)
宮崎清恵教授(神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 教授)
チラシ
チラシ

男女共同参画推進室では、2018年度から「男女共同参画サイエンスフォーラム」を開催しています。第5回目の今年は、11月14日に「自分らしいライフコースの描き方」と題して、総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学科の「専門ゼミナールⅠ」受講生である2年次生を中心として、実際に社会で活躍している先輩方が「自分らしい生き方」のためのヒントについて講演しました。フォーラムはオンライン形式で開催し、約50人が参加しました。

社会医療法人財団聖サンフランシスコ会姫路聖マリア病院にてソーシャルワーカーとして勤務している柿本育子氏は、「人生には何度でも選択のチャンスはある!」と題して、自身のキャリアについて講演しました。

人との出会いの中でアイデンティティを形成してきたことや、大きなキャリア変更に至ったきっかけについて当時の葛藤やエピソードを交えて話しました。

「自分の人生に自分で責任を持つこと」の重要さや、「やり直してもよい」と失敗を恐れずに「やってみたいことをやってみたいときに挑戦する」ことの大切さについても語りました。

続いて、総合リハビリテーション学部の宮崎清恵教授は、「道を選び進む途中に何を考えたか」と題して幼少期から現在にいたるまでを10ステップに分けてそれぞれのステージでどのような道を選択してきたかを講演しました。

選択にあたって大事なこととして、「その選択が良かったかは誰にもわからない。自分が納得をして道を選ぶこと」と助言がありました。「コンピテンシー」や「人間の社会生活上の基本的要求」等の、各人が道を選択していくうえで基礎となる考え方や概念についても解説しました。

ソーシャルワークを通じて実際に多くの方々と関わってきた経験等から「生きていること自体が尊く幸せである」という話も語りました。

また参加学生から「学生時代の今やるべきことは何か」という質問があり、「何をするかも大事だが、どんなことでも経験をし、貴重な時間を有効に使ってほしい」と助言がありました。