神戸学院大学

男女共同参画推進への取り組み

神戸市から男女共同参画推進室への委託事業「こうべ男女いきいき事業所 大学生による情報発信事業」の取り組みが、大濱ゼミと清原ゼミで始まりました

2019/06/13

中日輪船商事本社にて (大濱ゼミ)
中日輪船商事本社にて (大濱ゼミ)
奥谷金網製作所本社にて (清原ゼミ)
奥谷金網製作所本社にて (清原ゼミ)
ロック・フィールド本社にて (清原ゼミ)
ロック・フィールド本社にて (清原ゼミ)

男女共同参画推進室は、今年度「こうべ男女いきいき事業所」(男女がともに働きやすい職場づくりに向けて積極的に取り組む事業所を神戸市が表彰する制度)について、大学生の視点から情報発信する事業を神戸市から受託しました。大学生による企業訪問記事の神戸市HPへの掲載や、シンポジウムの実施等を行います。

グローバル・コミュニケーション学部の大濱慶子ゼミ(2年次生)では、1919年神戸市中央区で貿易商社として創業した中日輪船商事(株)を6月5日に訪問。西山晴美専務取締役、程奕奕営業2部部長代理から「時代を創る~おもろい商社」について紹介いただきました。同社の社員の男女比はほぼ同数、現在女性管理職の割合が1/3を占めていること、中国のみならず最近はアメリカでも事業を手がけており、環境にやさしいスクラバーの販売部門では女性社員が活躍しているというお話を伺いました。船舶や造船業はまだまだ男性中心ではあるものの、「商社は人が全て」、能力を生かした女性の活躍が可能なこと、社内には創業時から男女平等の雰囲気があるとお聞きしました。

現代社会学部の清原桂子ゼミ(3年次生)は、5月14日、21日の両日、1895年に創業しパンチングメタルの製造・販売で世界展開する(株)奥谷金網製作所の本社(神戸市中央区)及び明石工場を訪問。ショールームや工場内を見学したあと社員の方々と意見交換し、奥谷智彦社長から、「一番の課題はマンネリ化。常に陳腐化するので、ちょっとずつ違うものに挑戦するイノベーションが重要。業界全体ではまだまだ少ない女性社員もわが社では1/4まで増やしてきており、活躍が目立ってきている」とお話を伺いました。

同ゼミは、6月11日には、RF1などそうざいの製造・販売を行う(株)ロック・フィールド本社(神戸市東灘区)を訪問。いずれもガラス張りで明るい社内や「元気の木保育室」、従業員レストランを見学後、中野郁夫参与らと意見交換しました。セル生産方式など妥協しない生産工程のビデオも視聴し、中食産業大手の同社がこだわる安心・安全や鮮度、健康や環境問題への配慮、生販一体のビジネスモデルについてお話を伺いました。同社の理念、価値観と照らして今の働き方はどうかということを常に研修でも考えさせている、全社員の44%、本社企画開発でも半数以上が女性とおききし、学生からも時間を超過した活発な質問がありました。

各ゼミでは、これらの訪問結果をゼミの中で議論・検討しながら今後記事にまとめていきます。このあとさらに、栄養学部の太田淳子ゼミ(4年次生)が医療法人社団まほし会真星病院に、経営学部の藤原由紀子ゼミ(4年次生)が(株)増田製粉所に伺う予定です。