神戸学院大学

男女共同参画推進への取り組み

男女共同参画推進室が介護ワークショップを開催しました

2026/09/15

講義する塚原講師
講義する塚原講師
重心の移動や体位変換について学ぶ参加者
重心の移動や体位変換について学ぶ参加者

男女共同参画推進室は、ダイバーシティ勉強会として総合リハビリテーション学部の塚原正志講師が、9月7日に有瀬キャンパス15号館にある日常生活活動学実習室で「介護ワークショップ」を開催し、学生と教職員合わせて13人が参加しました。

内容は講義と実践に分かれ、前半の講義では塚原講師が、「認知症は本人ではなく周りが困る病気」であり、「理解することは、本人だけでなく介護する人を守る」ことにつながると説明しました。また周囲が対応を変えることで「防げる『死』と避けられる『苦』がある」と述べました。

続いて、認知症という疾患(病気)への理解を深めるため「認知症にはいくつかのタイプがあるが、どのタイプも脳細胞(神経細胞)に障害が起こり記憶障害、見当識障害、判断力の低下および実行機能障害を生じる場合が多い」と解説しました。また早期から対応することで、認知症の発症を遅らせたり、進行を穏やかにすることができると説明しました。介護を楽にする3つの工夫として「接し方」「環境・道具」「支える輪」を挙げ、「本人を変える」のではなく、周囲の接し方や環境を工夫することが大切だと述べました。

さらに、認知症の予防には脳を使う活動や人との交流が有効であると説明し、実際に皆で脳トレを体験しました。認知症にかかわる異常タンパク質は若いうちから蓄積される可能性もあることに触れ、若いうちから予防に努めることが大事であると話しました。

後半の実践では、実際に介護を行う際の重心の移動や体位変換について学びました。参加者は2人一組となり、実際に椅子から椅子への移乗や、介護者の身体にあまり負担をかけずに体位を変更する方法を体験しました。塚原講師は「もう少し自分の体重で引き揚げた方が簡単だよ」「あまり近づきすぎない方が介助者の負担が少ないよ」など一人ひとりにアドバイスしました。参加者からは「床に座った状態から椅子に座らせるにはどうすればよいか」等の実践的な質問もあり、その都度塚原講師は実演を交えて丁寧に指導しました。

参加者らは「自分の両親も、私自身も、他人事ではないとしみじみ感じました」「重心コントロールは、非常にためになりました。少し練習してみようと思っています」等の感想を述べました。