神戸学院大学

男女共同参画推進への取り組み

「活躍する女性セミナー:グループの女性初の海外企業社長として」を配信しています

2021/11/30

山川清日代表取締役社長 
山川清日代表取締役社長 
山川社長(下段)と竹治教授(中段左)
山川社長(下段)と竹治教授(中段左)

「女性活躍」や「働き方改革」が推進されている現在。男女共同参画推進室では、世界に羽ばたき活躍する女性のロールモデルとして、タイにある日系企業・カネミツプーリの代表取締役社長・株式会社カネミツ取締役の山川清日さんをお迎えし、「活躍する女性セミナー:グループの女性初の海外企業社長として~海外で暮らす。海外で働く。〜タイ編」をオンラインで開催しました。

タイでは「女性活躍」という言葉を意識しないほど女性が活躍しており、山川さんも最初に赴任した際には、日本の管理監督職における男女比との違いに驚いたそうです。日本に戻った時、例えば女性だけの掃除当番や、産後の身体のための休憩室がないなど、職場に男女共同参画の視点が十分ではないことに気づいたと言います。

育休後に執行役員の「女性活躍」担当となった山川さんは、「まずは私が働きやすい職場環境を。それが女性の働きやすさにつながるはず」と、休憩室の充実、復職者向けガイドブックの作成、来客時のお茶にペットボトルを使用するなどの職場環境の改善、また妊娠時・休職前・復職前・復職後における面談制度の導入など各種制度の整備に着手しました。さらに、働きやすさだけでなく、女性がより活躍するためにはキャリア形成が必要として、キャリアアップ研修やマネジメント研修のシステムも導入しました。そして、取締役となった現在、「働きやすい職場」から、「全ての従業員が働きがいを得られる職場」を目指して取り組んでいるそうです。

後半では、経済学部の竹治康公教授と対談。竹治教授からは、「山川さんが、日頃から会社全体を考える視野を持ち、日々の仕事に対して努力していたこと」が、人との出会いや活躍の場を引き寄せたとお話がありました。また、子どもを連れての海外勤務はライフだけでなくワークも豊かにしたという経験や、そのための男性の家事・育児参画の重要性、これからのグローバルに働ける視野の大切さなどについて意見交換がありました。

視聴されたい方は、ぜひ男女共同参画推進室までご連絡ください。