神戸学院大学

男女共同参画推進への取り組み

第3回 「男女共同参画・ジェンダー 卒論発表会」を開催しました

2021/02/08

発表した学生の皆さんと、男女共同参画推進室の清原室長および山口講師
発表した学生の皆さんと、男女共同参画推進室の清原室長および山口講師

男女共同参画推進室主催の「第3回 男女共同参画・ジェンダー 卒論合同発表会」を2月5日、オンラインで開催しました。

今年度は、山口真紀講師(全学教育推進機構)の進行のもと、人文学部、人文学部人間心理学科(2018年4月より心理学部)、現代社会学部、グローバル・コミュニケーション学部に所属する計6人の学生が、卒業研究の成果を発表しました。テーマは、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の分析や現代の流行ファッションとしての異性装の意義、「性別違和」への心理的支援の必要性など多岐にわたりました。発表者は短い発表時間の中で、研究の問題意識やオリジナリティ、導かれた結論をパワーポイントで整理して伝えました。学生や教職員、他大学の学生など約30人の視聴者との積極的な意見交換も行われました。

参加者全員による投票の結果、熊川紗帆さん(人文学部)の研究「遊女のイメージ ー過去と現在を比較して―」が最優秀賞、また、青山乃愛さん(人文学部)の研究「多様な性が生きやすい社会 ーアライという存在に着目して―」と、沖紅音さん(現代社会学部)の研究「幽霊のジェンダー論」が優秀賞を受賞しました。3人から、「たくさんの人に協力してもらったおかげで完成させることができた。賞という形になってうれしい」(熊川さん)、「この発表会の1回目から見ていて、いつか出たいと思っていたが、出られた上に受賞してうれしい」(青山さん)、「まわりの方たちがすごくて圧倒されたが、賞をいただけてうれしい」(沖さん)と、受賞の言葉がありました。それぞれ、佐藤雅美学長(男女共同参画推進委員長)名の表彰状と副賞(最優秀賞:3,000円の図書カード、優秀賞:同2,000円)が、また発表参加者全員に図書カード1,000円が贈られます。

参加した教員たちからも、「学部が異なっても関心が重なっているのが面白い発見だった。男女共同参画やジェンダーが、それだけ中心的なテーマでもあるということではないか」「歴史的な縦の線から現代を見るという大事な視点があった。本学でも男女共同参画のための地道な取り組みが形になっていることを実感した」といったコメントがありました。

最後に、清原桂子・男女共同参画推進室長(現代社会学部教授)から、「どの研究も、斬新で魅力的な切り口であり、プレゼンテーションも堂々としたものであった。今後も、室のさまざまな事業にぜひ参加いただきたい。」と、学生へのエールと参加者への感謝の言葉が述べられました。

発表の要旨集はD号館4階の男女共同参画推進室でご覧いただけます。