神戸学院大学

男女共同参画推進への取り組み

「活躍する女性セミナー」でリクルートワークス研究所の萩原牧子 調査設計・解析センター長が講演しました

2026/07/15

萩原牧子センター長の講演を聴く受講者
萩原牧子センター長の講演を聴く受講者
講演する萩原センター長
講演する萩原センター長

経営学部と男女共同参画推進室との共催で「活躍する女性セミナー」が7月10日、ポートアイランド第1キャンパスで開かれ、リクルートワークス研究所の萩原牧子 調査設計・解析センター長が「データから紐解く 女性の『働く』の現在地とキャリア形成」と題して講演しました。学生と教職員合わせて約130人が参加しました。

講演は、「人手不足の実態」「働き方の変化と現在地」「女性のキャリア形成」という三つのテーマで構成されていました。

初めに、近年、少子高齢化で構造的な人手不足の状況にあり、新卒・中途採用ともに充足率が低下しており、採用活動だけで必要な人数を確保することは難しい状況であるが、就業者数自体は増加しており、それを支えているのがシニアと女性であることの説明がありました。

続いて、2018年の「働き方改革関連法」の成立等により、長時間労働の是正が進んでいる一方で、テレワーク制度については、コロナ禍を経て導入率こそ上昇したものの、実際に実施されている割合は限定的で、従業員規模、地域、高年収層による偏りが見られること、さらに、女性の就労については、第1子出産後の離職率は大幅に低下し、未就学児を持つ女性の雇用者・正社員としての就業割合が増加しており、夫婦ともに正社員である共働き世帯が増加傾向にある一方で、家事育児時間は男性と比較して女性の方が圧倒的に長く、未だに偏りがあること、また、係長・主任級の女性割合は増加傾向であるが、部長・課長級は足踏み状態であることについて、データに基づき説明しました。

萩原センター長は、「出産・育児期と、企業で中核として活躍すべき時期が重なることで、成長機会を逃し、管理職登用から漏れる女性がいる」とし、また「際限のない働き方 (転勤・長期間勤務) を優遇するシステムが残存しており、一度キャリアから外れると戻りにくい構造がある」と説明し、「では私たちはどうすればよいか」と学生に問いかけました。

最後に、解決に向けてはどうすればよいのか「ライフイベントの前に早回しで経験を積む」「ライフイベントを機に離職しない」「学び続ける習慣を持つ」「企業選びの際は公開情報を参考にする」の4点を挙げ、「働き始めてから後悔しないように、今知っておいてほしい」と学生に語りかけました。