神戸学院大学

男女共同参画推進への取り組み

「第1回 男女共同参画 弁論大会」をオンラインで開催しました

2021/01/06

男女共同参画推進室主催の「第1回男女共同参画弁論大会」が、12月23日にオンラインで開催され、約100人の参加がありました。弁士には、2学部から7人の学生がエントリーし、男女共同参画について、日頃から思っていることや、解決のアイデアなどについてスピーチしました。

弁士の皆さんがとりあげたテーマは多岐にわたり、「セクハラ問題について」発表した谷村祥真さん(人文学部3年次生)や、「男性の育児休暇取得率を高めたい!」を発表した田村圭市さん(同3年次生)は、男性の立場からの問題意識を述べ、解決のための具体的な方策について提案しました。

また、新妻彩乃さん(現代社会学部4年次生)は、「女性教員の数から考える男女共同参画社会の作り方」について、花田成未さん(同3年次生)は「男女がともに働きやすい環境をつくるためには」と題して、身近な問題から男女共同参画社会の実現のために何をすべきか、自分自身がどのように取り組むかを含めて発表しました。

参加者全員のZOOMによる投票の結果、最優秀賞は、卒業研究でのインタビューをもとに性風俗について問題提起した、熊川紗帆さんの「必要悪としての遊女」(人文学部4年次生)が受賞。優秀賞は、女性を傷つける日常に潜む差別的な表現を「女性蔑視について」と題して発表した見方萌香さん(同3年次生)、また「多様な性が生きやすい社会」をテーマに、協力者や支援者、味方を意味する「ALLY(アライ)」について発表した青山乃愛さん(同4年次生)が受賞しました。

熊川さんは、「『必要悪』というキーワードにたどりつくまでが大変だった。大学の学びがかたちになってうれしい」と受賞の言葉を述べました。

最優秀賞と優秀賞の方には、それぞれ学長名表彰状(副賞:図書カード)が、また、弁士の方全員に、記念の図書カードが贈られました。

最後に、清原桂子・男女共同参画推進室長(現代社会学部教授)から、「全員、明確な主張をもったすばらしい弁論だった。男女共同参画弁論大会は、学生・教職員を問わず、どなたでも弁士として参加できる。来年度も、さらに多くの方にエントリーいただければ」と、弁士全員へのエールと今後への期待が述べられました。