神戸学院大学

男女共同参画推進への取り組み

2022年度 男女共同参画週間記念「神戸学院大学 男女共同参画フォーラム」を23日から配信しています

2022/06/23

講演者のみなさんと男女共同参画推進室スタッフ
講演者のみなさんと男女共同参画推進室スタッフ
オンタイムで参加し真剣に話を聞く中山ゼミの学生たち
オンタイムで参加し真剣に話を聞く中山ゼミの学生たち
梅村理子さん
梅村理子さん
森崎麻弥子さん
森崎麻弥子さん

男女共同参画社会基本法が施行(1999年)された6月23日からの1週間は、男女共同参画週間です。本学男女共同参画推進室では、兵庫県経営者協会 女性産業人懇話会(VAL21)と協働して、「持続可能(SDGs)な働き方?――女性が活躍する企業の取り組みを学ぶ」をテーマにオンラインフォーラムを実施しました。

フォーラムでは、女性が活躍する企業で管理職を担っている講師に、女性活躍・働き方改革あるいはSDGsの取り組み、そして働く(働き続ける)ことについての考えなどを伺いました。

一人目の梅村理子さん(住友ゴム工業株式会社 人事総務本部 人事部 D&Iグループ 課長)は、D&I(Diversity & Inclusion)が企業理念(Our Philosophy)のなかに位置づいていること、そして働き方改革がこれまでは時短や両立支援といった「労働時間の効率化」に重点が置かれていたことに対して、近年では多様な人材・職場風土づくりなどの「イノベーションの創出」という付加価値を重視した内容へと更新されていることを、具体的な取り組みを提示しつつ紹介しました。

二人目の森崎麻弥子さん(トーカロ株式会社 人事総務部 人事課 主任)は、溶射技術自体がSDGs、環境にやさしい技術であることを紹介しました。ただし技術を扱う会社であることも背景に、入社当時は女性が少なく寿退社が多い職場であったこと、女性活躍が推進されていく中で、森崎さんが一般職から総合職へとキャリアアップした時の思いや経験を中心に話しました。

後半のディスカッションの時間では、オンタイムで参加していた人文学部の中山文教授のゼミ生から、「女性活躍のロールモデルが結婚して子育てをしている女性に集約されていることについて」「コロナ禍で変化したこと」「自己肯定感をどのように高めるか」「やりたいことが決まらない」「社会から求められる人間像」などの質問がありました。

就職をめぐる不安や葛藤にかかわる質問について、講師の二人は、「大丈夫です、なんとかなります」「自分の存在に価値があると知って、楽しんでください」「置かれた場所で腐らず、やれることをやってみる」「もやもや悩んでいることを手放さずに考え続けて」とエールを送りました。

またフォーラムの最後では、兵庫労働局より「女性活躍・両立支援ポータルサイト」「就活・インターンシップでのハラスメント防止」についてアナウンスがありました。

動画視聴をご希望の方は、男女共同参画推進室までご連絡ください。

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神戸学院大学 男女共同参画推進室
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