神戸学院大学

大学紹介

男女共同参画推進宣言・体制・報告書

男女共同参画とジェンダー平等の実現に向けて

神戸学院大学学長
 中村 恵

2022年度に学校法人神戸学院は創立110周年を迎えるとともに、神戸学院大学は今年度創立57年目となり、この半世紀余で10学部13学科8大学院研究科、学生数1万1千人余を擁する神戸市内最大規模、兵庫県下でも第2の規模の私立総合大学として発展してきました。

本学は、大学全体としては男子学生比率が高い時代もありましたが、近年設置した現代社会学部、グローバル・コミュニケーション学部、心理学部など女子学生比率が高い学部が増えてきたこともあり、2022年度現在では、学部学生全体における女子学生比率は39.4%と上昇してきています。また、専任教職員に占める女性比率も、教員で29.4%、職員においては47.9%となっています。

1999年の「男女共同参画社会基本法」の施行、2001年の内閣府男女共同参画会議および男女共同参画局の設置など新たな推進体制の発足などを背景としつつ、本学は学内における検討を経て2017年4月に「神戸学院大学 男女共同参画推進宣言」を発表、同年10月男女共同参画推進室を開室しました。学長を委員長とする男女共同参画推進委員会、および男女共同参画推進室長を委員長とする男女共同参画運営委員会を立ち上げ、2018年3月には六つのアクションプランからなる「神戸学院大学 男女共同参画推進計画2018-2022」を策定、それを実行し、成果を上げてきました。

こうした「男女共同参画」の取り組みは、はSDGsにおける目標5「ジェンダー平等を実現しよう」と直接かかわります。その意味でも極めて重要な取り組みですが、他方実現されるべき「ジェンダー平等」は、最近はもはや男女だけでなく、性自認、性的指向も含めて、議論されることが多くなってきています。また、単なる平等の実現だけではなく、さまざまな個性の人々が社会に許容され、その中に包摂されること(Diversity & Inclusion)の重要性が高まってきています。

神戸学院大学は、このようなジェンダー概念の変化にも対応しながら、今後とも男女共同参画およびジェンダー平等の実現に向けて、地域社会、学内外と連携しながら、教職員の皆さんとともにチャレンジしていきたいと考えています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

(2023年1月)

神戸学院大学男女共同参画推進宣言

神戸学院大学は、「真理愛好・個性尊重」の建学の精神のもと、自主的で個性豊かな良識のある社会人の育成を教育目標としてきました。半世紀あまりの歴史を重ね、現在は9学部7大学院研究科を有し、学生数1万人あまりを擁する関西有数の文理融合型私立総合大学へと発展してきました。

今後さらに少子高齢化、人口減少が進む社会においては、多様な人々が互いの存在を尊重しながら、その個性と能力を発揮していくことが、一人ひとりの豊かな生活を実現していくためにも、社会の持続的な発展のためにも、重要になってきます。そこで神戸学院大学ではこれまで以上に、互いの個性を尊重しながら、自己の可能性を引き出し、社会で活躍できる人材の養成に努めてまいります。

とりわけ、男女が互いの人権を尊重し、多様な生き方や価値観を認め合い、ともに意思決定過程に参画することが必要です。学生がその能力を十分に伸ばせるよう、次世代育成に取り組む教職員が教育・研究・大学運営にその能力を発揮できるよう、神戸学院大学では、男女共同参画推進室を設置し、以下の三つの基本方針に沿って取り組みを進めることをここに宣言します。

基本方針

  1. 多様な個性や価値観を生かした人材育成とキャリア形成支援を一層進めます。
  2. 家庭・地域・大学等の調和のとれた生活を重視し、その実現に向けた仕組みづくりと意識改革を進めます。
  3. 大学運営における意思決定過程への男女共同参画を推進します。

2017年4月1日
神戸学院大学

神戸学院大学男女共同参画推進体制(組織)

男女共同参画推進体制

神戸学院大学「男女共同参画推進宣言」5周年の歩み報告書

神戸学院大学
「男女共同参画推進宣言」
5周年の歩み報告書

「神戸学院大学 男女共同参画推進宣言」(2017年4月1日)から5年間の本学の男女共同参画推進の歩みをまとめた『神戸学院大学「男女共同参画推進宣言」5周年の歩み報告書』を2022年3月に刊行しました。
この5年間で具体的に実施してきた事業、参加者の声、5年間の成果と課題、5周年フォーラムの報告、これまでの男女共同参画ニュース等を掲載しています。

冊子をご入用の方がいらっしゃいましたら、男女共同参画推進室までご連絡ください。
【男女共同参画推進室】danjokyodo@j.kobegakuin.ac.jp