神戸学院大学

全学教育推進機構

学生の未来センターの取り組みがNHKニュースで取り上げられました

2021/09/29

学生の未来センター開設時のシンポジウムで行われたパネルディスカッション
学生の未来センター開設時のシンポジウムで行われたパネルディスカッション

学生生活の継続に困難を抱える学生の修学や就労を支援する本学の窓口「学生の未来センター」に、学生からの相談が急増している実態がNHKテレビの兵庫県内ニュース番組「Live Love ひょうご」などで9月27日に放送されました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響とみられます。

ニュースによると、授業を連続して欠席したり、退学や休学を検討したりする学生からの相談が今年度は、この半年で61件にのぼり、昨年度(64件)の倍のペースになっているのが現状です。学生の未来センターでは、オンラインや対面での学生からの相談に応じ、食料品や生活必需品を無償で提供するなどして学びを続けられるようにしていることが紹介されました。西垣千春センター所長(総合リハビリテーション学部教授)はインタビューに「やはりコロナの影響も大きく、相談することすら思いつかない学生も多いです。もう少し発信しないといけないと感じます」とコメントしていました。

ニュースでは学生が匿名で顔を隠して記者のインタビューに応じていました。取材に同席した本学広報部員によると、「この学生は母子家庭という事情があり、さらにコロナ禍の影響で、ひどい時期はアルバイト収入が4分の1になったと嘆いていました。食事も満足に取れておらず、聞いていて涙が出そうになりました」とのことです。

学生の未来センターは、2019年4月にポートアイランド、有瀬両キャンパスに開設され、10月には記念シンポジウムを開きました。
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