神戸学院大学

ポートアイランド第1キャンパス法廷教室の映像・音声機器をリニューアルしました

2022/03/01

証言席にタブレット端末、横にOHCを新設
証言席にタブレット端末、横にOHCを新設
リニューアルされた機器の説明の模様
リニューアルされた機器の説明の模様
壁のカメラが撮影した映像もモニターのディスプレーに表示
壁のカメラが撮影した映像もモニターのディスプレーに表示
4K映像にも対応する新たなモニターのディスプレー
4K映像にも対応する新たなモニターのディスプレー

法学部の模擬裁判の授業などに活用されているポートアイランド第1キャンパスの法廷教室の機器の入れ替え工事がほぼ終わり、3月1日、関係教職員らに使用法の説明がありました。

教室は2007年に法学部が同キャンパスに移転された際に大阪地裁の法廷などをモデルにB号館1階に設置されました。この間、各地の裁判所で使われている法廷の設備もデジタル化・IT化に対応するように変わってきました。より現在の法廷に近い教室にしてほしいとの教職員や学生らの声に応えました。

裁判官や裁判員、弁護人、検察官の机に置かれたモニター7台のディスプレーを大型化したほか、2台を新設。被写体を撮影して画像にするオーバーヘッドカメラ(OHC)1台と証言席上へのタブレット端末も新設しました。OHCで写した証拠などの画像はすべてのディスプレーで同時に表示できます。DVDなどの映像も高画質でディスプレーに表示され、傍聴席からもよく見えます。映像・音響の制御機器もすべて入れ替え、入力端子も最新機器に対応します。

模擬裁判で法廷教室を利用する法学部の春日勉教授は「これまではマイクが発言者以外の雑音を拾うことが多く、ハウリングもあって耳障りでしたが、画期的に音声環境が改善されました。現在の裁判所に近い施設になり、授業も進めやすくなりました」と歓迎しています。

法廷教室は模擬裁判のほか、賛成側、反対側に分かれて議論の勝ち負けを競うディベート大会の授業やオープンキャンパスでの来場者の見学場所、「科捜研の女」など法廷が登場するテレビドラマや映画の撮影場所などとして広く使われています。