学生有志がバングラデシュの学校にトイレと井戸を寄付しました
2019/06/25
久保田智也さん(経営学部3年次生)、久嶋悠介さん(法学部同)ら学生有志10人が「バングラデシュトイレ建設プロジェクト」で、NPO法人国際エンゼル協会を通じてバングラデシュのバラボ・モデル・スクール&カレッジにトイレと井戸を寄付しました。
プロジェクトリーダーの久保田さんは、同協会が主催するバングラデシュ・スタディツアーに昨年8月に参加し、ボランティア活動を7日間実施。現地を視察したときに、環境の悪さを目の当たりにし、「自分たちで何かできることはないだろうか」との思いで企画しました。企画に賛同した学生らは、トイレと井戸を寄付するのに10万円必要なため、昨年11月からJR明石駅や大学のキャンパス内で募金活動を行ったり、フリーマーケットで不用品を販売したりして、こつこつとお金を貯めてきました。
久保田さんは「自分自身を変えたい、自ら積極的に行動したいと思い、スタディツアーに参加したことがきっかけでこの企画がスタートしました。昨年10月からお昼休みに集まって会議をし、活動内容などについて話し合いを重ねてきました。私が具体的な内容を考えたり提案をしたりするだけではなく、みんなで考える仕掛け作りをすることも大変でした。また、募金活動やフリーマーケットなど土日で活動していたので、参加するメンバーの日程の調整などにも苦労しました。プロジェクトをやり遂げて、達成感を得ることができ、来月には現地を訪問する予定なので、どのような状況なのか視察するのが楽しみです」と話しています。
久嶋さんは「このプロジェクトは、10万円を貯めることが目標ではなく、あらゆる人に協力してもらうことで、バングラデシュにトイレを建設することが最終目標。募金活動などで一人一人の出会いを大切に、活動を実施してきました。メンバーがただ単にお金を出すのでは意味はないので、一切お金は出してはいません。寄付をして学校から感謝状が届いたときは、すごいことをしたのだなと思いました。今回の経験を生かして、今後もボランティア活動など日本から世界に向けて、何か力になれるような活動をしていきたいです」と今後の抱負を語っています。
現地の様子は、後日お知らせします。