神戸学院大学

心理臨床カウンセリングセンター主催フォーラムを開催しました

2023/08/07

心理臨床カウンセリングセンター主催フォーラム「乳幼児の理解と保護者のメンタルヘルス」を8月5日にオンライン(Zoom)にて開催しました。

■シンポジスト
矢野 キエ(大阪キリスト教短期大学教授)
川島 梨瑛(神戸学院大学心理臨床カウンセリングセンター非常勤実習指導者)

司会:土井 晶子(神戸学院大学心理学部教授・心理臨床カウンセリングセンター長)
挨拶:小久保 香江(神戸学院大学心理学部教授・研究科長)

大阪キリスト教短期大学教授の矢野キエ先生は、フォーカシングや人間性心理学の立場から、「乳幼児と出会うことー待つ、聴く、からだー」というテーマで、本学心理臨床カウンセリングセンター非常勤実習指導者の川島梨瑛先生は、精神分析的心理療法・アタッチメントの立場から、「赤ちゃんの育ちと家族を支える社会について知ろう!」というテーマで、それぞれ発表しました。

参加者アンケートより、矢野先生の発表では「子どもは独特な言い回しをすることがよくありますが、それを汲み取る力や汲み取りたいという気持ちが大人には求められるのではないかと感じました」、川島先生の発表では「社会資源を活用するというお話が印象に残っています。こんなにも沢山の施設があるのだと改めて知りました。各施設とも機能が異なると思われるので、目的に応じて利用することが良いと感じました」、また全体としては「乳幼児期の親と子の関わりは、その後の信頼関係の構築など多くのことに重要となる期間であると改めて学ぶことができました。乳幼児期は言葉が拙いが、多くの刺激を受けてさまざまな体験をして成長していく時期に、その子の発達に見合った関わりをしてあげて、言葉にならない事も共有することが大切だと知ることが出来ました」等の多くの感想が寄せられました。