神戸学院大学

本学が参加するプロジェクトが「ぼうさい甲子園」の奨励賞を受賞しました

2011/01/11

約300人が出席した「ぼうさい甲子園」の表彰式
約300人が出席した「ぼうさい甲子園」の表彰式
奨励賞の表彰状を受け取る稲田靖子さん(毎日新聞社提供)
奨励賞の表彰状を受け取る稲田靖子さん(毎日新聞社提供)
受賞者全員で記念撮影
受賞者全員で記念撮影
プロジェクト副代表の舩木伸江講師と稲田さん(パネル展コーナー)
プロジェクト副代表の舩木伸江講師と稲田さん(パネル展コーナー)

学校や地域で取り組む防災教育や活動を顕彰する、1.17防災未来賞「ぼうさい甲子園」(兵庫県、毎日新聞社、ひょうご震災記念21世紀研究機構主催)の表彰式と発表会が9日、神戸市中央区の県公館でありました。大学生の部で、本学が参加する「阪神淡路大震災『写真調べ学習』プロジェクト」が奨励賞に選ばれ、防災・社会貢献ユニットの稲田靖子さん(人文学部4年次生)が表彰状を受け取りました。

「阪神淡路大震災『写真調べ学習』プロジェクト」は、本学や神戸大学、県立淡路高校のほか県外の学校も加わって構成。震災直後に各報道機関が撮影した写真を基に、カメラマンや被写体を探して撮影場所を訪ね、関係者にインタビューを行いました。本学のチームは、読売新聞のカメラマンが震災当日の夕方に撮影した崩れた神戸市立市民病院での必死の救出活動の写真をテーマに取り上げました。災害の中、頼りになるはずの病院がなぜこんな姿になったのか、医療関係者はそのときどのように活動したのかを知るためでした。調べた内容をパネル展示などの形で周囲に伝えていくこのプロジェクトは、震災を語り継ぐ神戸発の取り組みとして、高い評価を受けました。

稲田さんは「当時の写真を撮影したカメラマンの中には、すでに東京などに転勤した方もいました。そのときは、他府県の学校に取材を依頼するなど、効率的な調べができました。がんばった成果が評価されてうれしいです」と話していました。

この日の表彰式には、受賞者ら約300人が参加。グランプリとぼうさい大賞、優秀賞の8団体が取り組みについて発表。本学が参加したプロジェクトは会場入り口のブースでパネル展を開催。多数の参加者が興味深く見入っていました。

ぼうさい甲子園は、阪神・淡路大震災から10年を契機に始まり、本学の防災・社会貢献ユニットは、小学校とタイアップしながら防災教育キットの開発を進めていることなどが評価され、2008年度の最高賞のグランプリに輝いています。