神戸学院大学

市内で初めて学生へ少年補導員を委嘱しました

2010/11/10

委託書を受け取る松岡さん
委託書を受け取る松岡さん
少年補導員の委託を受けた野見山さん(左)と松岡さん
少年補導員の委託を受けた野見山さん(左)と松岡さん
学長に報告した野見山さん(左)と松岡さん
学長に報告した野見山さん(左)と松岡さん

非行少年らの健全育成に取り組む「県防犯協会連合会」が10月21日に少年補導員の委嘱式を行い、経済学部4年次生の野見山翔さんと人文学部3年次生松岡功さんが委嘱しました。学生に委嘱するのは今回が市内で初となります。

2人は、剣道部に所属。同部コーチを務めている倉成進さん(兵庫県警察本部生活安全部少年育成課、神戸垂水少年サポートセンター 警部補)が、連合会に紹介したことがきっかけとなりました。

来年4月に県警に採用されることになっている野見山さんは、「年齢が近く、少年たちと同じ立場に立ち、同じ目線で支援していきたいです。また、自分自身に出来ることを最大限に生かし、少しでも少年たちが更生の道を進めるよう、がんばりたい」。県警で働くことを志望している松岡さんは、「少年たちが前向きになれるよう、大学生の視点で支え努力していきたい」と意気込みを語っていました。

委嘱の報告を2人から受けた岡田豊基学長は、「大変な役目でしょうが、社会に出る前に貴重な体験となり、今後の糧になることだと思います。一生懸命がんばってください」と話しました。また、2人が委嘱した時の新聞記事が道場に貼られ、後輩が興味を持っていると話を聞くと、「2人が卒業した後も代々後輩たちに引き継いでいってもらいたい」と激励していました。

今後2人は、「明石少年サポートセンター」で、指導している少年らの相談を受けたり、勉強を教えたりするなど「立ち直り支援」として、学生としての立場を生かしさまざまな形で関わり協力していきます。