在神戸ウクライナ名誉領事館でウクライナからのリハビリ研修団員の歓迎レセプションを開催しました
2026/02/09
JICA(国際協力機構)の招きでウクライナから兵庫県にリハビリテーション研修で来日している医療関係者4人の歓迎レセプションが2月5日、ポートアイランド第2キャンパスの在神戸ウクライナ名誉領事館で開かれました。
研修員は西部テルノーピリの州立精神神経科病院から派遣された理学療法士のマキシム・ペトリフさん▽作業療法士のオルガ・ペトリフさん▽神経科医師のマリア・シャラヌさん▽看護師のマリアナ・サディライユさん――の4人です。約2週間にわたり、兵庫県立総合リハビリテーションセンター(神戸市西区)で脊髄損傷のリハビリに関する実技を交えた研修を受けました。JICAの招きで来日した首都キーウの浄水処理・供給会社で働く技術者のリューボ・ナゴルニュさんも参加しました。
司会は名誉領事館インターンのアンナ・トライノさん(大学院人間文化学研究科修士課程)が務め、名誉領事の岡部芳彦国際交流センター所長が歓迎のあいさつを述べました。また、出席者全員で戦争の早期終結と平和を祈ってウクライナの国歌「ウクライナは滅びず」を歌いました。備酒伸彦学長は乾杯のあいさつで「私は理学療法士で、妻は作業療法士です。妻は退職後に今度は保育士として働き始めました。言えるのは人間には区切りがあり、再生があるということです。ウクライナの戦争は必ず終わり、平和が訪れます」と研修員を激励しました。
レセプションの途中で研修員らが順にあいさつしました。唯一の男性、マキシム・ペトリフさんは「リハビリの現場で患者さんと接することもできるのでとても勉強になります。ここでの経験を今後に生かしていきます」と感謝の言葉を述べました。マリア・シャラヌさんも「この残酷な戦争の時期に私たちを支援してくださることに感謝します。岡部先生は私たちの文化を日本で紹介してくださり、本当に有難うございます」と述べました。
会場で同僚と熱心に話していたマリアさんは「私は病院で3年働いています。脊髄損傷や脳卒中による後遺症の患者さんを診ています。戦争で傷ついた人たちも大勢おられます」と、祖国の厳しい現状を訴えました。リューボ・ナゴルニュさんも「極寒の首都キーウでは電力供給がしばしばストップしてポンプで川から水をくみ上げることができず、配管も凍りついて深刻な水不足に陥っています。こちらで高度な水処理施設などを見学できたのは大きな収穫でした」と話していました。ウクライナからの交換留学生の3人も民族衣装を着て運営を手伝っていました。
