大阪・関西万博ウクライナ館の展示物の一部が松口正記念ウクライナ研究センターに譲渡され、お披露目式を実施しました
2025/12/19
大阪・関西万博2025のウクライナパビリオンに展示され、会期終了後に松口正記念ウクライナ研究センター(ポートアイランド第2キャンパス)に譲渡された品11点のお披露目式が12月18日に同センターと隣接の在神戸ウクライナ名誉領事館で開かれました。
譲渡されたのは大阪・関西万博のウクライナ館に展示されていた11点に加え、初公開の戦場で兵士がかぶっていたヘルメット(展示はされておらず)です。弾痕の痕が生々しいホームセキュリティーシステムの操作盤もあります。
特別ゲストの万博公式キャラクター「ミャクミャク」がサプライズで登場して会場は明るい雰囲気に。まずウクライナ館で館長を務めたインナ・イリナさんがあいさつし、「ウクライナでは戦争が続いており、それは忘れてはなりません。展示物は、ウクライナ国民が民主主義の価値観を守るために戦っていることを理解していただくきっかけになればうれしいです」と述べました。
在神戸ウクライナ名誉領事館名誉領事でウクライナ研究センター所長を務める岡部芳彦国際交流センター所長は譲渡に感謝し、展示は永遠に残るとあいさつで約束しました。岡部所長は「ウクライナ館にはValues-Driven Economyのゾーンがあり、戦時下でウクライナ国民を支えるため経済活動を続けるウクライナ企業の展示も行われました。その部分が神戸学院大学に移され、このたび永久展示されることになりました。いまだにロシアによるウクライナに対する軍事侵略は続いています。しかし戦争はいつか終わります。かつてその地で戦争があり、その困難な時代を人々がどのように生きて、どのように乗り越え、どのようにレジリエンス・回復力を育んだのかを思い起こさせるでしょう」と述べ、大きな拍手を受けました。
続く交流レセプションではウクライナから避難して日本に住む人たちも参加。備酒伸彦学長や来賓のフィリッポ・マナーラ在大阪イタリア総領事らによるウクライナへの支援と平和を望むあいさつが続き、ウクライナ国歌の演奏もありました。
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