神戸学院大学

全学教育推進機構

「プロジェクト学習基礎」で学生が企業の抱える課題等に取り組んでいます

2022/10/25

フジッコ株式会社の豊田麻衣子さんが登壇
フジッコ株式会社の豊田麻衣子さんが登壇
学生のグループワークに耳を傾ける豊田さん
学生のグループワークに耳を傾ける豊田さん
まねき食品株式会社専務取締役の福田佳史さんが登壇
まねき食品株式会社専務取締役の福田佳史さんが登壇
学生の質問に親身に答える福田専務取締役
学生の質問に親身に答える福田専務取締役

1年次生以上を対象に開講している共通教育科目(キャリア教育分野)「プロジェクト学習基礎」で、学生が企業の抱える課題等に取り組んでいます。

ポートアイランドキャンパスで7クラス、有瀬キャンパスで3クラス開講している今年度の授業履修者は10クラスで合計356人。履修者の多くは1年次生です。
チームで課題解決に取り組むアクティブラーニング型の授業で、コミュニケーション力や課題解決力を高めながら、自身の行動パターンやリーダーシップについて考えていきます。

10月17日~19日、協力いただく企業・組織10社に登壇いただき、「学生に検討してほしい」「学生の意見を聞きたい」という各企業・組織の取組や課題の提示がありました。
これからチームで情報収集、ディスカッションを進め、12月および1月に各社へ解決策の提案を行います。

■組織風土を改革する
煮豆や塩昆布、カスピ海ヨーグルトなど各種食品の製造・販売を行う「フジッコ株式会社」コア事業本部デザイン調査PR部の豊田麻衣子さんからは、「組織風土を改革するには」との課題が提示されました。組織風土と組織文化の違いを示したうえで、自身の経験も織り交ぜながら、社会では正解のない問いを自分自身で解き続けなければならず、これに対処するためには「正しさだけで人は動かないこと、わかりやすさやユニークさを意識しながらしっかりと考えることが重要」であるとアドバイスしました。
 
■次世代の駅弁とはどんなものか?
駅弁や懐石料理など食料品の製造・販売を行う「まねき食品株式会社」専務取締役の福田佳史さんからは、「次世代の駅弁とはどんなものか」との課題が提示されました。創業の精神でもある「すべてに感謝、常にチャレンジ」の心が幾度の困難をも乗り越え現在に至ったことも踏まえ、「日本固有の食文化である「駅弁」を絶やすことなく引き継いでいくためどう進化させていくべきか、自由闊達に、そして柔軟に考えていただきたい」と学生に提案しました。

■  ■  ■
上記のほか、授業にご協力いただく企業・組織は次の通りです。
・生活協同組合コープこうべ
・株式会社神防社
・株式会社デジアラホールディングス
・株式会社トモエシステム
・白鶴酒造株式会社
・兵神装備株式会社
・株式会社村上工務店