神戸学院大学

全学教育推進機構

リカレント教育講演会「女性の働き方を考える~自分を知り、私らしく暮らしていくために~」をオンラインで開催しました

2022/03/14

茂木美知子代表の講演
茂木美知子代表の講演
コーディネーターを務めた現代社会学部の中村教授(左)と谷本瑞絵代表
コーディネーターを務めた現代社会学部の中村教授(左)と谷本瑞絵代表
村上萌代表(左)と畔上牧子さん
村上萌代表(左)と畔上牧子さん
あいさつする総合リハビリテーション学部の西垣教授
あいさつする総合リハビリテーション学部の西垣教授

本学主催のリカレント教育講演会を3月5日、オンラインで開催しました。「働き始めたい」「不安な就労状況を抜け出したい」と思っている女性一人一人が、自らの特徴を知り、目指したい働き方を考える機会を提供することを目的としたもので、当日は約20人の女性が参加しました。

本学リカレント教育推進プロジェクト座長で総合リハビリテーション学部の西垣千春教授のあいさつの後、認定NPO法人「女性とこども支援センターウィメンズネット・こうべ」理事で、困難を抱えた女性や子どもの居場所「WACCA」の茂木美知子代表が、「小さな声に耳を傾けて 女性たちが自分らしく生きていくために WACCAの活動から」と題して講演しました。シングルマザーの学習支援や相談、居場所づくりなどに取り組んでいる茂木代表の講演は、さまざまな境遇の中でも負けずに努力し、自分の人生を切り開いていく女性たちの実体験に基づいたもので、非常に勇気づけられる内容でした。

続いて、「ラトビア・ヘイズ」の谷本瑞絵代表、「NEXTWEEKEND」の村上萌代表、人材サービス会社営業職の畔上牧子さんの3人が、現代社会学部の中村恵教授のコーディネートのもと、どのようなキャリアを歩んできたか、一歩踏み出すためにはどうしたらよいかをテーマにパネルディスカッションを行いました。さまざまな境遇の中でも前を向いてキャリアを歩む3人のお話は、参加者にとって大きな共感と刺激となりました。

講演会後に実施したアンケートでは、講演会の内容について、回答者の90%以上から「満足(とても満足・どちらかといえば満足)」と回答がありました。また、「人生をより豊かに生きることは、まだ、あきらめなくても良いと思えた」という意見や、「一歩踏み出すことの大切さを知る機会となりました」という意見など、自分らしく暮らしていくための働き方について考えるきっかけとなったとの回答も回答者の90%以上に上りました。

本講演会を端緒として、今後も社会のニーズに即した企画を実施していきます。

※リカレント教育とは
「学校教育」を、人々の生涯にわたって、分散させようとする理念であり、その本来の意味は、「職業上必要な知識・技術」を習得するために、フルタイムの就学と、フルタイムの就職を繰り返すこと。本学のリカレント教育では、地域社会の課題解決を優先的な目標とし、現在、女性向けのプログラムを中心に展開している。