神戸学院大学

全学教育推進機構

「プロジェクト学習基礎」で学生たちが企業の抱える課題の解決策について中間報告を行いました

2023/11/15

但陽信用金庫:西村さんへの発表の様子
但陽信用金庫:西村さんへの発表の様子
コープこうべ:西條さん・山本さんへの発表の様子
コープこうべ:西條さん・山本さんへの発表の様子

1年次生以上を対象にポートアイランドキャンパスで7クラス、有瀬キャンパスで3クラス開講している共通教育科目(キャリア教育分野)「プロジェクト学習基礎」は、協力企業・組織から提示された課題に対し、チームで解決策を模索するアクティブラーニング型の授業で、コミュニケーション力や課題解決力を高めながら、自身の行動パターンやリーダーシップについて考えていきます。

11月7日から13日にかけて実施した第8回の講義では、各企業・組織の方々に、課題について取り組んだグループ活動の中間発表を行いました。また、各社からは、それぞれのグループの発表に対し、第14回の講義で実施する最終発表に向けたフィードバックがありました。

■企業の人手不足を解消するには
“よろず相談所”として地元に根ざした金融機関である「但陽信用金庫」人事部の西村太志さんが協力したクラスでは、「企業の人手不足を解消するには」という課題に取り組んでいます。

学生からは、グループ活動で収集した情報をもとに、「男性の育児休暇取得率の向上により、働く環境を充実させることで魅力度を上げる」や「就職活動をしている大学3年次生に向け、SNSを活用した企業アピールの実施により認知度を上げる」などの提案を行いました。

西村さんからは、「企業を広く認知してもらうことも必要だが、内定辞退や早期離職を防ぐためには、社風に合う人材をいかに引き込めるかも重要になる。就職活動のどの段階で、何を目的としてSNSを活用するのかを考えると良いのでは」との講評がありました。

■ターゲット2030の実現を目指して地域の「つながり」をテーマにどんな取り組みができるか
宅配事業や店舗事業、電力事業など、くらしに関する事業を数多く展開する「生活協同組合コープこうべ」人事部の西條慶子さんと山本周作さんが協力したクラスでは、「コープこうべのビジョン『ターゲット2030』の実現を目指して地域の『つながり』をテーマにどんな取り組みができるか」という課題に取り組んでいます。

地域のつながりの希薄化が課題であると考えたグループからは、「子ども食堂と料理イベントの開催」や「子どもたちが交流する場、定期イベントの開催」などの提案を行いました。

西條さんと山本さんからは、「なぜ現代社会でつながりが希薄しているのかという原因を深掘りすると、解決策が明確になるのではないか」、「コープこうべだからできること・コープこうべにはない強みを持つ地域企業と協働してできることの2つの視点から考えてみてはどうか」との講評がありました。

今回の中間報告のフィードバックを受け、学生たちは、最終発表で行う具体的な解決策の提案に向けて引き続きチームで取り組んでいきます。

■ ■ ■ 
上記のほか、授業にご協力いただいた企業は次のとおりです。
・株式会社神防社
・株式会社デジアラホールディングス
・株式会社トモエシステム
・白鶴酒造株式会社
・フジッコ株式会社
・兵神装備株式会社
・まねき食品株式会社
・株式会社村上工務店