神戸学院大学

全学教育推進機構

「プロジェクト学習基礎」で企業の抱える「働き方」に関する課題に学生が取り組んでいます

2021/10/21

学生のグループワークにも耳を傾ける白鶴酒造人事総務部の林課長
学生のグループワークにも耳を傾ける白鶴酒造人事総務部の林課長
白鶴酒造総務人事部の林課長が登壇
白鶴酒造総務人事部の林課長が登壇
兵神装備総務部の港さんの話を熱心に聴く学生ら
兵神装備総務部の港さんの話を熱心に聴く学生ら

1年次生以上を対象に開講している共通教育科目(キャリア教育分野)「プロジェクト学習基礎」で、企業の抱える「働き方」に関する課題に学生が取り組んでいます。

ポートアイランドキャンパスで7クラス、有瀬キャンパスで3クラス開講している今年度の授業履修者は10クラスで合計370人。履修者の多くは1年次生です。

チームで課題解決に取り組むアクティブラーニング型の授業で、コミュニケーション力や課題解決力を高めながら、自身の行動パターンやリーダーシップについて考えていきます。

10月11日~13日、こうべ男女いきいき事業所として神戸市より表彰を受けている企業・組織10社に協力いただき、各企業が抱える「働き方」に関する課題の提示がありました。これからチームで情報収集、ディスカッションを進め、来年1月に各企業へ解決策の提案を行います。

■働くうえでの幸福とは何かを考える
産業用ポンプの開発・製造・販売を行う「兵神装備株式会社」総務部の港眞里子さんから「働くうえでの幸福とは何かを考えよう」との課題が提示されました。働くうえでの幸福について、①永続的に社員を育成する体制があり、成長を促進する②仕事の成果が社員のモチベーション向上にもつながっているーーなどのヒントを示し、「実際に働いている方へのヒアリングや自身がアルバイトをしている時の気持ちを踏まえて課題に取り組んではどうか」と学生に提案しました。
 
■働き方への取り組みで拡充すべき制度は
大手酒造メーカー「白鶴酒造株式会社」は、総務人事部の林寿和課長から「企業における働き方への取り組みで、もっとも導入・拡充すべき制度は何か」との課題が提示されました。働き方改革への取り組みや制度の整備が社会で進んでいることを踏まえ「企業が生産性を上げるためにどんな支援策や制度が必要か、またその支援策を行うことでどんな社会になっていくのか考えてほしい」との提案がありました。

■  ■  ■
上記のほか、授業にご協力いただく企業・組織は次の通りです。
・生活協同組合コープこうべ
・株式会社神防社
・株式会社デジアラホールディングス
・株式会社トモエシステム
・日本テクノロジーソリューション株式会社
・兵庫六甲農業協同組合
・株式会社村上工務店
・六甲バター株式会社

男女共同参画推進室が受託している神戸市「『こうべ男女いきいき事業所』大学生による情報発信事業」(※)のうち、キャリア教育センターにて実施している「10代から考えるワーク・ライフ・バランス」プログラムの一環で、上記10社にご協力をいただいています。

※受託3プログラムのうち、2プログラムを男女共同参画推進室、1プログラムをキャリア教育センターが実施。