神戸学院大学

経済学部と人文学部が合同公開ゼミでお互いのゼミ活動を相互評価しました

2020/12/21

人文学部上田ゼミの最も票を集めた『亜人』淡路島ロケを再現したグループによる撮影の模様
人文学部上田ゼミの最も票を集めた『亜人』淡路島ロケを再現したグループによる撮影の模様
人文学部の上田ゼミによる映像撮影・編集指導の様子
人文学部の上田ゼミによる映像撮影・編集指導の様子
経済学部の林ゼミによる情報誌「Lead」の内容
経済学部の林ゼミによる情報誌「Lead」の内容
経済学部の林ゼミによる日経ストックリーグのスライド(一部)
経済学部の林ゼミによる日経ストックリーグのスライド(一部)

経済学部の林ゼミと人文学部の上田ゼミの約60人(2・3年次生)が、12月19日の1・2限に合同公開ゼミを開催し、それぞれの学部の特色を生かしたゼミ活動のプレゼンテーションを行いました。林ゼミは日経ストックリーグや情報紙作成などを、上田ゼミは兵庫県内のロケ地調査をテーマとし、3年次生がお互いに発表し合いながら、2・3年次生でピア・アセスメント(相互評価)を実施し、交流を深めました。

1限目の経済学部・林ゼミは、全4チーム(①1年次生向け情報誌チーム(注1)、②③日経ストックリーグ2チーム、④「楽天ヴィッセル神戸」のダイナミック・プライシングチーム(注2)が発表し、その中では①情報誌チームの中村文哉さんが最多票を得ました。

①の学生目線の情報誌「Lead}は、前期に大学に登校できなかった1年次生向けに作成・配布し、新入生歓迎行事で経済学部の全1年次生に説明しました。「Lead」は、上級生からの「履修アドバイス」、「私たちの経験談」、「おすすめの飲食店」、「部活・サークル紹介」、「奨励生等の先輩へのインタビュー」などを紹介しました。

次に、②③日経STOCKリーグ(日本経済新聞社主催の株式学習コンテスト)に参加している2チームは、それぞれ「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation(=DX))」と「高齢化に対応したIT技術」をテーマに研究し、今後活躍が予想される企業に仮想資金500万円を使ってポートフォリオを作成した内容を紹介しました。両チームともに、今後の日本の社会問題を調査し、問題解決にAI技術で臨む企業を、データベースを活用した資本効率・成長性・安全性などの学生独自のスクリーニングからどのように選んだかを説明しました。

最後に、④楽天ヴィッセル神戸による特別講義内容(経済学部)と連動し、一般的な商品やサービスの「ダイナミック・プライシング(変動料金制)」による価格形成の考察し、実際に楽天ヴィッセル神戸にプレゼンテーションした内容も含め発表しました。

2限目に発表した人文学部の上田ゼミは、五つのグループに分かれて、兵庫県内各地(宝塚、北野、元町、淡路島、篠山)でロケ撮影された映画を調査し、その一部を再現した制作映像を紹介しました。各グループの発表は、『愛情物語』(1984年)、『美味しんぼ』(1996年)、『阪急電車 片道15分の奇蹟』(2011年)、『神戸在住』(2015年)などの作品をテーマとし、最終的に『亜人』(2017年)の淡路島ロケを再現した渡邊周輝さん、渡邉悠太さん、近藤良亮さん、藤原隆輔さんのグループが、最も多くの票を集めました。林ゼミ生からは「再現度が高い」「昔の映画に時代の変化が感じられる」などの感想が聞かれました。

(以下、参考の大学ホームページ記事)
(注1)新型コロナ禍で延期になっていた経済学部の歓迎行事が、後期の授業開始を前に行われました(2020/09/16)記事

(注2)「楽天ヴィッセル神戸」のチケット販売担当、芝さんが経済学部で特別講義しました(2020/12/17)記事