神戸学院大学

ウクライナ大使館で経済学部・岡部教授のブックプレゼンテーションを開催

2021/04/01

祖父で発明王エジソンの唯一の日本人助手だった芳郎氏の写真を掲げる岡部教授
祖父で発明王エジソンの唯一の日本人助手だった芳郎氏の写真を掲げる岡部教授
十分なソーシャルディスタンスが保たれた会場
十分なソーシャルディスタンスが保たれた会場
日本ウクライナ友好議員連盟所属議員と岡部教授。ウクライナ国旗の図柄が印象的なマスクやネクタイにもご注目ください
日本ウクライナ友好議員連盟所属議員と岡部教授。ウクライナ国旗の図柄が印象的なマスクやネクタイにもご注目ください
著者のサイン会も行われました
著者のサイン会も行われました

国際交流センター所長の岡部芳彦経済学部教授が本学出版会から刊行した『日本・ウクライナ交流史 1915-1937年』の出版記念ブックプレゼンテーションが3月31日、東京のウクライナ大使館で開催されました。コロナ禍以後、同大使館内での初めての対面行事ということもあり、限られた人数でしたが、日本ウクライナ友好議員連盟所属の超党派の国会議員、研究者、文化人が出席しました。

冒頭、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使より歓迎の言葉があり、「ウクライナ独立からの30年だけではなく、日本とウクライナの交流が105年も前から続いていることを岡部教授の本を読んで知ることが出来ました」と述べました。その後、来賓を代表して森英介日宇議連会長から挨拶があり、著者の岡部教授が講演をしました。ウクライナとの出会いが高校3年生の時に同国を初訪問したことや、明治から大正にかけて活躍した新劇女優の松井須磨子とウクライナ人劇団が共演したことなど、本に書かれていないエピソードも紹介しました。岡部教授の祖父で発明王トーマス・エジソン唯一の日本人助手であった岡部芳郎氏は松井須磨子出演の映画を撮影しました。

その後、盛山正仁日宇議連事務局長、『物語 ウクライナの歴史』の著者として知られる元日本大学国際関係学部教授の黒川祐次元駐ウクライナ日本国大使から、今回の著書出版の意義や岡部教授のウクライナ研究会での活動についてコメントがありました。質疑を経て、最後に日宇議連所属の泉健太立憲民主党政務調査会長の閉会の辞で締めくくりました。

岡部教授は「コロナ禍以後、初めてのウクライナ大使館の対面行事がこのブックプレゼンテーションであったことを嬉しく思います。また知られざる日本人とウクライナ人の交流の歴史についての本が本学出版会から刊行されたことも非常に意義深いと思います。今年はウクライナ独立30周年で、今後も日宇の友好に尽くしたい」と語りました。

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