さまざまな不安や悩みを抱える学生のための総合相談窓口「学生の未来センター」の開設５周年記念講演会が11月３日、ポートアイランド第１キャンパスで実施されました。

学生生活の継続に困難を抱えた学生の相談に乗り、修学の継続と退学した場合でも不安を軽減する支援を行う同センターは2019年４月、ポートアイランド、有瀬両キャンパスに設置され、総合リハビリテーション学部の西垣千春教授が所長、法学部の春日勉教授が副所長を務めています。

冒頭で中村恵学長があいさつし、設立の経緯と意義を説明しました。続いて「株式会社アソシア」の神谷牧人代表取締役が「目標が見えない学生のスイッチの入れ方」と題して講演しました。同社は沖縄県に本社を置き、学生の退学防止、修学・就労を支援するために学生の悩みを共有し、困難を少しでも緩和できる機会を増やすことを目的とする連携協定を本学と締結しています。協定の窓口となる「アソシアホイスコーレ神戸」で利用者は、自身の個性の理解や他人とのコミュニケーションの大切さの学びなどを経て、スタッフと一緒に将来のことを一緒に考えていきます。

沖縄出身の神谷さんは、「順風満帆」とは程遠かった生い立ちから就職するまでの自身の経歴をありのままに語り、どう受け止めて過ごしてきたかを伝えていただきました。質疑応答も活発に行われ、最後に西垣所長の御礼のあいさつで締めくくりました。大学入学後に目標を見つけられていない学生や、大学に行くことをためらう学生、悩んでいる学生や若者とどう向き合えばいいのか分からない保護者や保証人の皆さんには今後のヒントになる講演会となりました。

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