明石市の「ふれあいの里大久保」で教員や学生らが市民の皆さんの体力測定会を実施しました
2025/09/03
総合リハビリテーション学部と栄養学部の連携事業として、8月25日~30日の6日間、明石市の「ふれあいの里大久保」で体力測定会を開催しました。
本測定会は今年で3年目を迎え、約200人の市民の皆さんに参加いただきました。両学部から教員7人、学生30人に加え、卒業生や大学院生を含む総勢40人のスタッフで運営を行いました。
テーマは「ここでしかできないスペシャリティーな体の徹底分析」。身体機能、運動機能、呼吸機能、認知機能、栄養状態、生活状況など、多岐にわたる測定を実施するとともに、各分野の専門教員が測定や相談に応じることができる点が大きな特徴です。
参加者からは、「こんなに細かく測定してもらえるなんて思わなかった」「体や生活のアドバイスをいただき、とても勉強になった」 などと多くの喜びの声をいただきました。
また、測定結果は分析後に明石市と集計データを共有し、介護予防に役立てるために活用されます。さらに、個々の参加者には個別フィードバックを作成・提供することで、自身の体や生活を見直す機会としても役立てていただいています。
毎年参加されている方からは、「昨年の測定会後に歌の教室に通い始めたところ、運動機能や呼吸機能が改善した」といった行動変容につながるエピソードも寄せられており、測定会が健康づくりのきっかけとなっていることが伺えます。
さらに、この体力測定会で得られたデータは研究活動にも生かされており、学会発表や論文発表といった形で成果を発信できるようになってきています。体力測定会の運営の代表を務めた総合リハビリテーション学部作業療法学科の田代大祐講師は「今後も、明石市の皆さまに貢献できるよう、より充実した体力測定会を目指して取り組んでまいります」と話しています。
体力測定会のチラシはこちら