神戸学院大学

「総領事館連携講義」でブライス在大阪英国総領事が講義しました

2026/01/09

講義するブライス総領事
講義するブライス総領事
学生の質問に答えるブライス総領事。左は岡部所長
学生の質問に答えるブライス総領事。左は岡部所長
質問する学生
質問する学生
備酒学長と懇談するブライス総領事
備酒学長と懇談するブライス総領事
記念撮影する(左から)備酒学長、ブライス総領事、岡部所長
記念撮影する(左から)備酒学長、ブライス総領事、岡部所長

共通教育科目の授業として企画された「総領事館連携講義」で、マイケル・リチャード・ブライス在大阪英国総領事が1月7日、ポートアイランド第1キャンパスで講義しました。有瀬キャンパスともオンラインで結んで実施しました。

講義に先立ち、ブライス総領事は国際交流センターの岡部芳彦所長の案内で備酒伸彦学長を表敬訪問。総領事は「海外留学する日本人が減っていると聞きます。将来が心配です。視野を広げるために若いうちに異文化に触れてほしい」と語りました。備酒学長は「日本は近代化の過程で英国にお世話になった。英国の協力なしに近代化は達成できなかった」と述べました。

親日的なブライス総領事は英リーズ大学で日本語とドイツ語を専攻。日本の大学にも1年間留学していました。大学院では発展経済学を専門に研究していたことから2012年に国際開発省に入り、リビア、アフガニスタンに駐在しました。2018年に外務・国際開発省職員として英国のEU離脱対応などにあたり、昨年1月に総領事として着任しました。

大学卒業後に大阪・本町の陶磁器販売会社で働いた経験もあり、流ちょうな日本語でユーモアを交えての講義となりました。英国に行ったことのある受講生は少ないことから「英国ってどんな国?」とまず問いかけました。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの四つの国から構成され、それぞれが独自の政府を持ち、教育や保健・健康については独自の政策を実施できる自治と分権を重んじる国家の全体像を示しました。

世界各国の中で、日本人の英国に対する印象は極めて良いことも英国の国際文化交流機関「ブリティッシュ・カウンシル」による調査データで紹介しました。「最も信頼できる政府」「最も信頼できる人」「最も良い影響をもたらす国」はいずれも英国が1位。「最も魅力的な国」では4位(1位はオーストラリア、2位イタリア、3位フランス)でした。ブライス総領事は「この順位や割合を少しで上げるのが私の仕事です」と述べました。

英国大使館は200人以上の職員が働いているのに対し、在大阪英国総領事館は10人の少数精鋭で運営。総領事の業務としては「関西の企業が英国に投資してくれるように働きかけ、英国の企業が関西に製品を輸出するのを支援すること」だと述べました。

昨年の日英関係のトピックスとしては、大阪・関西万博の英国パビリオン出展などをクローズアップしました。200社以上の英国の企業がイベントを実施し、エディンバラ公爵夫妻の出席もあって日英関係はより親密になったといいます。ブライス総領事は毎週4、5回会場に足を運びました。

最後に英国での就労・留学機会の説明がありました。大学院修士課程で1年間学べる英国政府チーヴニング奨学金制度があるほか、18歳~30歳のワーキングホリデー希望者が申請できる「YMSビザ」もあります。発給されれば最長2年、英国での滞在が許され、英国に興味のある学生にとっては有用な情報でした。

学生からは英国での仕事探しの方法、治安の変化、移民問題の現状、好きな日英の料理などについて質問が相次ぎました。