有瀬キャンパスで夏休み終盤のオープンキャンパスを実施しました
2022/08/30
夏休み終盤の8月27、28両日、有瀬キャンパスで経済、人文、心理、総合リハビリテーション、栄養の各学部と共通教育センターが対象のオープンキャンパスを実施しました。中四国からのバスツアー利用者も含め、27日は1,387人、28日は1,272人の高校生、既卒者、保護者らにご参加いただきました。
ポートアイランド第1キャンパスで8月10、11両日に実施したオープンキャンパスと同様、新型コロナウイルス感染予防対策でオープニングセレモニーは行いませんでした。キャンパスツアーや「在学生による“ホンネトーク”」を実施した学生スタッフ「オーキャンズ」をはじめ、そろいのポロシャツを着た学生たちが受け付けや会場案内なども担当し、随所で本学の魅力を伝えました。
大学や各学部の紹介、ミニ講義、ミニ実験、ミニ演習など、工夫を凝らしたプログラムが用意されました。人文学部では各ゼミなどの活動を撮影したパネル写真が展示され、動画で教授の研究内容を紹介するコーナーもありました。
栄養学部では田村行識講師が「糖質は敵? 味方?~栄養の本質を考えよう~」と題してミニ講義を実施し、糖質にもブドウ糖、砂糖、果糖があることや、どのような食べ物に多く含まれているかを紹介し、味の違いを参加者に確認してもらいました。ダイエットのためとは言え、「ごはんなどの糖質はできるだけ控えるほうがいい」との考えは正しいとは言えず、カロリーを考え、栄養バランスのバランスの取れた食事が大切であることを伝えました。
総合リハビリテーション学部の学部紹介では、備酒伸彦学部長が「私たちの学部では患者や障がい者のケアだけでは十分とは言えず、人のケアをすることが必要だと考えています」と述べました。「人のケアとは何か」について、寝たきりに近かった女性に「窓の外の景色を見たいですよね」と働きかけてリハビリを続けたことが実を結び、女性は起き上がって窓から外を見ることができるまでに回復した実例を紹介しました。「窓を開けると集まってきた子どもたちに病室にたまっていたお菓子を女性が分け与え始めたのを見た時、言い知れぬ感動を覚えました」と、理学療法士として体験談から人の健康に関わる仕事の奥深さを伝えました。
入試相談、下宿相談、各学部の相談コーナーでは個別の質問を受け付け、相談者が入れ替わり立ち替わり、ブースを訪れていました。