図書紹介

書名：明石大門（あかしおおと）第34号
　　　―明石ペンクラブ作品集― ― なごり将棋 ―
共著者：岡田悦夫 内部監査室長兼内部監査役 ほか
発行所：明石ペンクラブ
発行年月：2014年5月（158ページ）

【紹介文】
明石ペンクラブが発行する同人誌。文学愛好者が集まり、年1回、作品集を出版している。第34号では、前号に引き続き、「続・万葉歌碑をめぐる」を特集しているほか、短歌・漢詩・小説・随筆など幅広いジャンルが掲載されている。著者の岡田は1994年4月、神戸学院大学小説創作研究会うぐいすを創設し、現在、同研究会顧問。2006年から明石ペンクラブに所属している。今号では、短編小説「なごり将棋」を書き下ろした。この作品は、地域で子どもに将棋を教えている主人公をとおして、家庭や教育のあり方などをテーマにして物語が展開している。子どもの意思に関わりなく、好きな将棋をやめて中学受験へシフトする子どものやるせなさを描いた架空ストーリー。