ウクライナ独立35周年を記念して在神戸ウクライナ名誉領事館で民族楽器バンドゥーラの演奏会を開きました
2026/09/18
ウクライナ独立35周年を記念して民族楽器バンドゥーラの演奏会とレセプションが9月8日、ポートアイランド第2キャンパスの在神戸ウクライナ名誉領事館で開催されました。1991年8月24日に同国は旧ソビエト連邦からの独立を宣言し、この日を独立記念日と定めています。
演奏に先立ち、岡部芳彦名誉領事(国際交流センター所長)が開会あいさつし、「ウクライナの人たちの抵抗は武器だけでなく、芸術や音楽を守ることでも続けています」と演奏会の意義を述べました。着任したばかりのスザンネ・ヴェルタ―大阪・神戸ドイツ総領事も自由と民主主義の価値観を共有するウクライナへの連帯と支援のメッセージを伝えました。
演奏したのは2022年2月のロシアによるウクライナへの軍事侵攻を憂い、長引く戦争の終結と平和を訴えて全国各地で演奏活動を続けるカテリーナさん。1986年、チョルノービル(チェルノブイリ)原発から2.5キロのプリピャチで生まれ、生後1カ月であの原発事故が発生しました。家族で首都キーウに避難。自国でバンドゥーラの演奏を学び、10歳のときに演奏旅行で訪れた日本が好きになり、19歳から日本に住んで演奏活動しています。日本在住20年がたち、日本語も堪能です。
カテリーナさんの歌と演奏は、ウクライナの民謡(子守歌)「幸せの鳥」から始まり、「鳥があなたに幸せを運んでくれるという曲は、戦争が始まってからは私の叫びのようになっています」と述べました。「花を切らないで、その花はあなたのお母さんかもしれない」という意味の歌詞が軍事侵攻に怒り、平和を願うウクライナの人々の気持ちを代弁していました。続いて、美空ひばりさんが歌って大ヒットした日本の歌謡曲「川の流れのように」、ウクライナの民謡「銀色の花(マリーゴールド)」などを披露し、参加者はしんみりと聴き入りました。
演奏の合間にはバンドゥーラについての説明があり、「弦楽器ですが音色はピアノに似ています。昔は目の不自由な人が弾いていたので、日本の琵琶とも少し似ています」と述べました。チョルノービル原発事故避難者だったことから学校では、心無い嫌がらせを受けた経験も語りました。
YAHOO!ニュース(ラジオ関西トピックス)の記事(9月24日)はこちら
