神戸学院大学

共通教育センター

神戸学院カレッジ特別講義(共通教育活性化プログラム)「Environmental Justice: Grassroots Origins・Japanese Cases・Global Climate Change」を行いました

2019/07/10

2019年7月6日、ポートアイランドキャンパスD307教室にて名古屋大学大学院博士後期課程のエバン・ギャッチ先生が共通教育センターの神戸学院カレッジ特別講義に登壇し、”Environmental Justice(環境正義)”について話ました。

環境問題を考えるとき、「環境」と「人々」との間には常に天秤にかけねばならない事象が起こります。人々の主張を守れば環境を守ることが難しくなり、環境を守ることを最優先すれば人々の生活の質を落としかねません。「環境」と「人々」の狭間で揺れ動く問題について、日本の公害問題などを含む様々な例をもとにご説明しました。

最後に環境への影響を減らすために何ができるかについてのアンケートを行い、日常の生活の中で個人個人ができる環境に優しい行動についても考える機会を得ることができました。

学生からは、「環境問題と人種など、今まで関連させて考えたことのないものにまで考えの幅を広げて環境問題に対して目を向けることで新しい見解を得られた」や、「環境問題はテレビや新聞でよく見聞きしますが、文化や民主主義との関係などは考えたことがなかったので、そのような考える機会を与えてもらえて、難しかったけど、おもしろかったです」などの意見がありました。