～本格的な法廷教室で、高校生による模擬裁判を見学しませんか？～

神戸鈴蘭台高等学校との高大連携授業（総合的な学習）で本学法学部角森正雄教授の講座を受講する高校生が、ポートアイランドキャンパスの法廷教室で模擬裁判を行います。

ほぼ1年かけて勉強してきた集大成として、大阪地方裁判所の法廷などをモデルにした本物そっくりの法廷教室で、裁判官役が法服を着用して、原告と被告の争いを解決します。

本年度の裁判は、2011年3月11日の東日本大震災の被災者が提起した民事事件を取り上げます。海岸から4km上流の北上川の近くにある大川小学校に大津波が襲来して、校庭に避難していた小学生70人と先生10人が命を奪われました。亡くなった小学生の親が市と県を訴え、仙台地裁、仙台高裁と判決が下され、現在、最高裁判所に上告中の事件です。震災後8年近く、今なお深い悲しみと傷跡を残しながら、被告の責任を問う裁判に加わって、原告の不幸を二度と起こさないために、今、何をすべきかを一緒に考えてみましょう。

脚本通りの裁判劇ではなく、当日の弁護士の活躍ぶり、証人の証言内容で勝敗が決します。高校生、大学生、市民の皆さん、高校生が裁判官、弁護士、証人役となる裁判を傍聴して、あなた自身の判決を考えてみませんか。

【問い合せ先】
神戸学院大学　入学・高大接続事務グループ　　TEL：078-974-1972