神戸学院大学

東日本大震災等の被災地支援活動

熊本地震被災地支援ボランティア「春の陣」

日時 2018年2月22日(木)~2月26日(月)4泊5日(内2泊は船中泊)
場所 熊本地震被災地(上益城郡益城町、阿蘇市 他)
主催 神戸学院大学災害支援対策本部会議(本部長=学長)
担当 学生支援センター(ボランティア活動支援室)
協力 熊本学園大学、阿蘇YMCA、阿蘇神社門前町商店街、熊本子育てサポーターズ、神戸学院大学同窓会、教育後援会、日本旅行(同窓生が所属)

1. 活動先

熊本県益城町仮設住宅テクノ団地・木山仮設団地、阿蘇神社門前商店街、阿蘇YMCA 他

2. 参加者

学生12人(法3、経済1、経営2、人文2、現代社会3、栄養1)
引率2人(栄養学部教員、KPC学生支援グループ職員)
同窓会1人(大阪支部)

3.活動内容及び参加

2月23日(金)視察(熊本城、阿蘇神社、他被災地)

2月24日(土)2か所に分かれて活動
  • 益城町テクノ団地A地区集会所にて支援活動 学生4人
    (熊本学園大学主催の「おひさまカフェ」のお手伝い)
  • 阿蘇神社門前商店街他にて取材活動 学生8人
  • 2月25日(日)2か所に分かれて活動
  • 木山仮設団地集会所にて支援活動 学生8人
    (熊本子育てサポーターズのお手伝い)
  • 阿蘇神社門前商店街他にて取材活動 学生4人
  • 4.交通

    フェリー(さんふらわあ あいぼり)神戸港⇔大分港
    現地移動はマイクロバスを使用

    5.宿泊先

    阿蘇YMCA 熊本県阿蘇市車帰358 TEL096-734-0811

    6.行程

    2月22日(木)

                
    時間 内容
    16:30 JR住吉駅 改札前集合
    17:10 神戸港フェリー連絡バス乗車
    17:30 神戸港(六甲アイランド)さんふらわあ乗り場到着
    18:00 さんふらわあ乗り場で乗船手続き
    19:00 神戸港 フェリーさんふらわあ ごーるど出航
    船内でスケジュール確認等打合せを実施
    20:00 船内で夕食
            
    諸注意を受ける学生たち
    船内ミーティング

    2月23日(金)

    時間 内容
    06:20 大分港着
    06:50 大分港出発  マイクロバスで熊本城へ
    09:50 熊本城二の丸駐車場 到着
    10:00 熊本城ガイドツアーに参加 くまもとよかとこ案内人 高畠茂穂氏
    ガイドの案内によって、熊本市を象徴する熊本城の被害状況が学生に強く印象づけられた。特に、震災2年も経過しているにも関わらず、城門や石垣の復旧が遅々として進んでいない現状に、震災の大きさが理解できたようである。高畠氏の案内は、予定時間をかなりオーバーするほどであり、熱意に溢れていた。
     
    復旧にはまだまだ時間がかかる
    説明を熱心に聞く学生たち
     
    時間 内容
    11:30 昼食
    14:00 阿蘇大観峰
    初めてみる阿蘇の風景に感動している学生。ところどころ、土砂崩れ後のような光景があり、震災や大雨の影響を感じた。また、震災時に道路が寸断され、救援物資や復旧資材を届けることが困難であったであろうことが地形を見て学ぶことができた。
    阿蘇が一望できる大観峰
    阿蘇が一望できる大観峰
              
               

    阿蘇が一望できる大観峰

     
    時間 内容
    15:00 道の駅「阿蘇」
    15:50 阿蘇神社および門前町商店街の視察
    取材先店舗へあいさつ
    17:30 宿泊所(阿蘇YMCA)着
    18:00 阿蘇YMCAにて夕食交流会参加(夕食をとりながら地元の活動者等)
    大阪女学院大学が主催する夕食交流会に参加した。大阪女学院大学が支援する地元の方々を招き、盛大に開催された。交流会では、大阪女学院大学の活動内容が紹介された他、クイズや地元の障害者施設の方の歌や漫才が披露され、貴重な時間となった。
     
    夕食交流会に参加
    入念に明日の打ち合わせ
    時間 内容
    20:00 終了、打合せ後、就寝

    2月24日(土)

    時間 内容
    08:00 阿蘇YMCAにて朝食
    08:40 宿舎出発
    09:20~17:00 【取材班】(8人) 阿蘇神社・商店街取材活動
    取材班8人が3つの班に別れ、阿蘇神社およびその周辺の商店街の取材を行った。事前にアポイントを取っていた神社や店等に取材を行った。また空き時間を有効に活用し、新たな取材先を見つけるなど、積極的な行動が見られた。その一つの「かんざらしの店・結」では、今後阿蘇への移住に興味をもっている方を対象にしたツアーがあり、今からその一行が来るので、阿蘇の魅力を知る絶好の機会だという情報をいただき、参加させていただけることになった。また、その席で熊本県企画振興部 地域・文化振興局の濱嶋氏とお話する中で、明日の行程の中に震災の大きな被害にあった東海大学農学部の学生が震災について話をする機会があるということで、参加させていただくことになった。
    阿蘇神社で取材
    阿蘇山に守られる門前町商店街

    門前町商店街で取材

    時間 内容
    10:20~16:00 【仮設支援班】(4人) 益城町テクノ団地おひさまカフェに参加
    テクノ団地は、600世帯近くが居住している。しかし、この2年間で仮設住宅を離れたのは、1割程度の僅か50世帯余ほど。しかも、仮設住宅で過ごせるのは、あと1年しかない。神戸の震災では、仮設住宅利用者がなくなるまで5年の歳月を要したことを鑑みると、住民の不安が察せられた。
    それでもカフェに集まった高齢者は、現状を学生に話して下さり、震災の状況が学生に深く浸透したようであった。その後、「子どもの見守り」を目的に掲げて、楽しく遊んだ。インフルエンザの流行は残念だったが、子どもは元気いっぱいだった。近くの公園では、学生は大人気で、「お姉ちゃん、ブランコを押して」と、休む間もなく、こき使われていた(笑) おひさまカフェには公的支援は無く、支援金や募金などで運営されているという話だ。運営資金は潤沢で無いことを感じた。
    おひさまカフェで子どもたちと
    近くの公園で
    時間 内容
    17:30 宿舎到着
    18:00 阿蘇YMCAにて夕食
    19:00 活動の振返りと引継ぎ、翌日の準備

    2月25日(日)

    時間 内容
    08:00 阿蘇YMCAにて朝食
    08:30 宿舎出発
    09:20~15:00 【取材班】(4人) 阿蘇神社・商店街及び南阿蘇取材活動
    取材班4名が2班に別れ、それぞれ取材を行った。前日に取材を行ったお店と重複しないよう確認し、取材を行った。その1班は、午前中、熊本県が主催するイベントに参加し、阿蘇市にキャンパスがあり甚大な被害を受けた東海大学農学部の学生から震災時の貴重な体験を聞くことができた。イベント後、東海大学の学生との交流もでき、今後のつながりが期待される。

    門前町商店街、南阿蘇取材

    時間 内容
    10:20~16:00 【仮設支援班】(8人) 木山仮設「こどもの遊び場」に参加
    木山仮設は、約200世帯が避難している。だが、離れることが出来たのは、この2年で数世帯とか。1年後の立ち退きが迫られているのに、展望は開けていない。
    学生は、熊本学園大の学生のご協力を得て、「たこ焼き」と「そば飯」に取り組んだ。段取りが良いとは言えなかったが、それでも工夫して、多くの住民の親子に喜んで頂けた。
    生憎の雨模様。同日、関西学院大学も支援に入っており活動が重なったが、対象は高齢者が中心で、本学は子どもをターゲットにした。引き上げの14時まで、集会場は人で溢れていた。ボランティア間の連携は常に課題だが、熊本学園大学の御尽力に感謝したい。
    仮設住宅集会所の前で
    子どもと作った、たこ焼きと焼きそば
    時間 内容
    14:00 活動終了、大分港へマクロバスで移動
    18:15 乗船手続き(この時間までに済ませる)
    19:15 大分港 フェリーさんふらわあ こばると出航
    20:30 船内で、事後研修会を実施

    2月26日(月)

    時間 内容
    06:35  神戸港到着、解散

    学生の気づきや学び ・・・船内の事後研修でのコメント

    • 仮設住宅でのそば飯作りは、事前に試作品を作ったにも関わらず、味付けが薄くなったりした。後で調整はできたが、事前にしっかり分量を決めておいてもよかった。
    • 体験した貴重な経験を帰ってからしっかりと伝え広めたい。
    • 初めてのボランティア活動だったが、これでよかったのかと思う部分がある。
    • 取材活動は終わったが、これから原稿を作成し、どう多くの人に見てもらうことが考えること必要で大事である。
    • 仮設住宅での支援について、どこの仮設でも活動できる内容は限られ、似たような支援になってくると感じた。
    • 熊本市内と阿蘇周辺の復興状況にも差があるということを取材時に聞くことができた。

    引率者としての感想、提案

    • 学生のアイデアと行動力は、東北支援ボランティアバスの引率時と同様、称賛に値する。
    • 引率者用に現地でレンタカーを用意できたのは大きな戦力であった。
    • 同窓生の支援も心強く、有難かった。
    • 大阪学院大学、熊本学園大学との交流は、大学の姿勢や態勢を知り、ボランティアの意味を考える上で大いに参考になった。
    • 学生ボランティアに対して、「ボランティアだから全て自費」~「出来るだけ支援」まで、大学のバックアップには大差があるようである。統一する必要は無いが、ボランティア活動と教育プログラムの連携と絡めて、議論する必要を感じた。
    • プログラムの組み方として、視察(熊本城の見学等)を最終日にして温泉地の多い阿蘇で疲れを癒すこともよかったのではないか。また、益城町の仮設と阿蘇市の取材の2か所に分かれたが、移動時間の不効率さを感じた。
    • 宿泊所の阿蘇YMCAについては感謝したい。また、船中2泊は観光シーズンでないこともあり、移動手段としての選択は卓見であった。

    以上