神戸学院大学

東日本大震災等の被災地支援活動

神戸学院大学 災害被災地緊急応援プログラム 丹波市土砂災害ボランティアバス 報告書

*本プログラムは「神戸学院大学教育後援会」の補助を受け、実施されました。

日程 2014年9月5日(金)日帰り
場所 兵庫県丹波市災害ボランティアセンター(市島農村環境改善センター前)
内容 土砂による被災の片付け ほか
参加 神戸学院大学学生29名、引率6名(教職員)
移動 貸切りバスを手配(神姫バス1台)

実施スケジュール

9/2(火)

バス実施の決定(学生支援グループ、現代社会学部との協議による)
実施調整(現地、学内、バス会社等)、参加者募集開始
備品等準備 ほか

9/4(木)

12:00 参加者締め切り、参加確定 →現地への活動参加の申込み

9/5(金)

06:25 現地の大雨・洪水警報が解除され、実施を判断
07:00 神戸学院大学有瀬キャンパス集合学生、引率乗車
07:30 現地(災害ボランティアセンター)から、実施決定の連絡
07:40 神戸学院大学ポートアイランドキャンパス集合学生、引率乗車
08:10 現地へ出発
08:30 事前研修(プログラムの確認、こころのケア、活動の抱負)
10:00 現地到着、手続きを行い、活動場所へ現地のバスで移動
10:15 活動開始(土砂で被害を受けた三軒の家屋の片付け)〔市島才田地区〕
12:00 昼食休憩(活動場所近辺の公民館で)
13:00 活動再開
  • 引率者4名は、現地で車を手配し、被災状況の視察を行った
15:00 活動終了
災害ボランティアセンターに戻り、長靴等の洗浄、片付け
16:30 現地を出発
17:00 事後研修(活動後のシェア、事後のこころのケア)
18:00 ポートアイランドキャンパス到着
18:30 有瀬キャンパス到着
備品の片付けほか、解散

活動詳細

活動場所

丹波市市島町

活動内容

08:30 事前研修会(バスの車内)

  • 学生支援センター寺田金十事務部長、現代社会学部社会防災学科水本有香准教授、現代社会学部社会防災学科実習助手の前田緑氏からのあいさつに続き、引率のボランティア活動支援室の川口謙造氏より、活動スケジュールについての確認をした。
  • 心理臨床カウンセリングセンターの守田敦子カウンセラーが、ボランティア活動にあたっての心構えや活動中の心身のケアについての講義を行った。
  • 参加学生と引率が活動に参加するにあたっての意気込みを共有した。
引率からの挨拶
臨床心理士から心のケアについての
レクチャー

10:00 現地(災害ボランティアセンター)到着

  • 災害ボランティアセンターに到着。活動準備、各種手続きの後、災害ボランティアセンターのシャトルバスで活動場所(市島才田地区に移動)
準備を整えてシャトルバスで
活動現場に向かう
ごった返す災害ボランティアセンターの様子

10:15 活動開始

  • 市島才田地区の土砂被害を受けた現場に到着。屋内の土砂を拭き取る作業班、屋外の泥かき作業班、屋外の清掃班にわかれ、作業を行った。
被災者宅の床板をはがして
土砂を拭き取る作業
庭の泥を運びだす
屋外の土砂の清掃

12:00 昼食休憩

  • 市島才田地区の公民館をお借りして、昼食をとった。
  • 各自、熱中症対策のため水分補給を行った。住民の方が用意されていたミネラルウォーターをいただいた。
炎天下の作業を終えてホッと一息

13:00 活動再開

  • 午後からの作業を開始した。住民の方の依頼により、あらたに破損した瓦運びの作業が加わった。バケツリレーの要領で、数百枚の瓦を運んだ。
瓦のバケツリレー開始
みんなで協力してこれだけ運びました

13:30 現地視察

  • 引率の数名で、現地視察を行った。
  • 学生の活動している市島才田地区から、被害の最も大きかった宮ノ下地区まで、山沿い、川沿いを中心に視察した。途中、朝の豪雨で山から鉄砲水のように雨水が流れているところ、土砂に埋まった田畑、崩れた家屋を見た。
  • 特に被害の激しかった宮ノ下地区では、重機による作業が行われており、未だボランティアの入れる状況にはなっていない様子を視察した。
  • 住民の方から、浸水した家屋がようやく乾き、畳を入れようとした矢先に今朝の豪雨で、再び浸水した家もあるというお話を伺った。
当日の雨でまた水が出ています
沼のような状態のトウモロコシ畑。
トウモロコシの先が辛うじて
泥から顔を出しています。
がれきの流れ込んだ田んぼ(宮ノ下地区)
土石流で潰された家(宮ノ下地区)
山からまだ水が流れ続けています。
直撃された家屋は押し流されました。
家電製品のがれきの山。

15:00 活動終了

  • 災害ボランティアセンターに戻り、活動の報告、長靴等の洗浄、片付けを行った。
  • 長靴の洗浄は丹波市災害ボランティアセンタースタッフが行ってくださり、ボランティアセンターの手際の良さ、ボランティアに対する気配りが窺えた。
丹波市のボランティアスタッフに長靴の泥を
洗い流してもらっています。
活動後の手洗いの水も用意されています。

16:30 現地を出発

  • 災害ボランティアセンターを出発。途中、三田市在住の教員・学生が下車。
活動が終わって今から神戸に向かいます。

17:00 事後研修会

  • バスの中で、参加者全員の感想を共有した。学生からは、活動そのものや住民から感謝してもらったことへの充実感が語られた一方、やり残した気持ちや自分の無力さへの気づきなども語れた。
  • 心理カウンセラーより、活動後のボランティア自身のこころのケアについて研修を行った。

18:30 有瀬キャンパス到着

  • 有瀬キャンパスに到着後、備品の片づけを行い解散した。

9/5 神戸学院大学 兵庫県丹波市土砂災害ボランティアバス
参加学生、引率者の気づき、学び - 帰りのバスの中で(事後研修)

  • 泥かきは初めてしたが、達成感があった。でも作業途中で時間になり、すべてできなかったことが残念。住民の方に感謝されたこと、柔軟に対応できたこと、チームワークが良かったことが、印象に残った。
  • 屋内の作業をしたが、屋外で作業している仲間に比べて重労働でないことが気になった。活動で出会った大阪府立大の学生に、これだけすぐにこんなたくさんのボランティア学生を集めることができてすごいと言われた。本学の意識の高さを感じた。
  • 室内の現状を見てびっくりした。とてもひどかった。最後まで作業をできなかったが、役に立ててよかった。
  • 屋外での作業は、体力の消耗が激しかった。何度も休憩したことで作業時間が短くなったことが残念。
  • 初めて参加したが、自分たちの力を必要とされていることを実感した。
  • 泥かきをしたが、土砂がひどかった。普段使わない筋肉を使い、体力的にきつかったが、得たものは大きかった。
  • 現状にびっくりしたが、学ぶものは多かった。笑顔で活動し、仲間の輪ができてよかった。
  • 自分たちのやることが限られているのが残念だった。
  • 自分たちの力は大きくないんだと実感したが、ありがとうと言われ、小さいなりに続けることが大事だと思った。
  • テレビで見るのと自分の目で見るのは違った。自分は無力だと思った。
  • 継続することが大事だと実感したから、今度は自分の地域で何かしてみたい。
  • ニュースは広島のことばかりだが、いろいろ知ることができてよかった。自分たちが休憩している間も住民の方は作業を続けていて、そういう住民の方の気持ちになったら、もっとできるんじゃないかと思った。
  • 泥かきをがんばった割に作業は進まず、無力さを感じた。このメンバーで集まれてよかった。
  • 力仕事は大変だったががんばれた。やり残した作業が気になる。
  • 現場は初めてだが大きい経験だった。自分の作業の満足度は高くないが、得たものは大きい。
  • メンバーのコミュニケーションが良かった。
  • 1年次生だったがリーダーを経験した。メンバーが指示を尊重して動いてくれた。気になったのは、自分たちのゴミをきちんと持ちかえられていない人がいて残念だった。
  • 時間がたつのが早く感じたが、その割に作業は進まなかった。でもいい経験だった。
  • 協調性のすごさを感じた。これから社会人になっても生かせると思う。
  • 地味な作業で疲れたが、いい経験だった。何をするか考えることが多かった。
  • 生々しい現場を見て、もしこれが自分の家だったら、あの住民の方のような気持ちいい対応はできないなと思った。もっと熱心に作業に取り組めたのではと思う。
  • 普段の野球とは違う種類のいい汗をかいた。ありがとうと言われて気持ちよかった。
  • 部活と違うしんどさがあったが、人のためになることをしたいと思った。
  • 改めて人の役に立つことは素晴らしいと思った。

(引率)

  • みんな達成感ややり残した感を持ったように感じた。いい経験ができたと思うので、それを生かしてほしい。
  • 初めての学生同士協力できる力はすごいと思った。この経験を行ってない人に伝えてほしい。報道されていないことを周囲の人に伝えてほしい。住民の方には感謝されたが、そのご近所の方の中には、複雑な思いを持っている人もいる。ボランティアで「平等」ということは難しいと実感した。
  • 視察で泥まみれ、水まみれの場所、倒壊家屋を目にした。元の生活に戻るにはかなり長い時間がかかると思う。中にはできたことは多くないという感想を持った学生もいたようだが、そんなことはないと思った。
  • 現場ではまだまだ大変な生活が続くことを忘れないでほしい。また、こういったボランティア活動の陰には、さまざまな協力や準備があることも、心に留めておいてほしい。

以上