共通教育センター
「地域学入門A」講義内にて株式会社KBS京都放送今川博明氏を招いて講演会を開催しました(共通教育活性化プログラム)
2021/07/27
2021年7月22日の「地域学入門A」の講義に株式会社KBS京都放送常勤監査役、京都駅前振興株式会社社長の今川博明氏を講師に迎え、「地域密着型マスコミの役割 ―地域活性化についての京都の例―」という演題で講演がありました。
今川さんは東京の大手放送局の系列に入らない独立局「KBS京都」が、独立局ならではのミニコミ誌的な地域広報や災害時対応を中心としたミクロな目線での報道等の実践報告、また、民間放送局としての経営面をラジオ放送の特色を生かした形で維持し、京都という国際ブランドを様々に活用したショート番組制作(BS放送向け京都観光番組や延暦寺の法話番組など)における視点の定め方等について話ました。最後に、元総務局長として企業が新入社員採用で求めるものを、人事採用面接担当での実例をもとに受講生に語ってくれました。
受講した学生からは、「様々な講義の中で異なる視点で地域について学んできたが、メディアから地域を見たのは初めてだったので新鮮だった。私も地元が大好きなので、大人になったら貢献して、今はあまり注目されてない場所だけど、もっと地元のいい所を他県の人たちに発信していく仕事に付いてみたいと思いました」や「ラジオの利点などは考えたことがなかったため、驚くことが多くあった。災害時には特に活躍できる点、いつでも原稿や番組が差し替え可能であるという点はテレビに勝っているということに納得がいった」等の感想が寄せられました。