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おもしろ学問TOPICS 身近な社会の動きから、各学問の魅力をご紹介!

「人間の不思議」に多様なアプローチで迫る

モノを考え、言葉を話し、恋をしたり、嫉妬したり、またそうした複雑な感情を芸術というカタチにしてしまう…「人間」とは何と不思議で興味深い生き物でしょう。人文学の対象はこの人間と、人間にまつわるあらゆる営み。とんでもない広さと深さを併せ持った学問なのです。

01

文学から学ぶ、古典から学ぶ

和歌の研究なんていうと、「そんなな古くさいものが、何の役に立つの?」と疑問に思われるかもしれません。しかし、『古今集』や『新古今集』によって育まれた感性は、現代に生きる私たちにも大きな影響を与えています。たとえば、みなさんが聴いているJ-POPには、散りゆく桜をうたった名曲がたくさんありますが、「満開の桜より、散ってゆく桜のほうが美しい」というのは平安和歌の伝統的な美意識。コブクロやいきものがかりの歌詞だって、伝統のなかから生まれてくるのです。そう、古典は教科書のなかにだけ存在しているわけではありません。私たち一人ひとりの感性に、しっかりと刻みこまれています。古典は「今を知るためのパスポート」。言葉の向こう側にある「こころ」を理解することで、漱石も『源氏物語』ももっと楽しく、もっと身近になるはず。文学の奥深さを知れば、あなたの世界は大きく広がるかもしれません。

02

ありふれた言葉の使い方から人との関わり方を学ぶ

みなさんは、J-POPの歌詞を聴いて涙したり、映画のセリフに感動したりした経験があるでしょう。元気がないときに、友だちの何気ない一言に救われたこともあるはずです。小説や漫画を読んで、自分の人生について考えたりもします。また、人と人との交流は「ねえ、……」と言葉で話しかけることで始まります。このように、人は言葉とともに生きています。では、なぜ言葉にはこのようにさまざまなはたらきがあるのでしょうか。言葉の仕組みをさまざまな要素に着目して考えていくことで、それまで無意識に使ってきた言葉を、意識してもっとうまく使えるようになります。それによって、人ともっとうまく関係を築くことができるようになるのです。

03

明石市大蔵地区から学ぶ

明石は、万葉の昔からの歴史が層のように積み重なった地域です。人文学部では、明石の特に大蔵地域でフィールド調査を行い、多くを学んでいます。例えば、暮らしの変遷をインタビューしたり、カメラをもって裏路地を散策したり、稲爪神社の秋祭りでは神輿も担がせていただいています。自分の足で歩いて、人から学ぶ楽しさを知りましょう。

04

映画の「面白さ」とは何か

映画の魅力とは何でしょうか。私たちは、ついつい映画の「面白さ」をストーリーによって考えがちです。しかし、映画の魅力はストーリーだけではなく、さまざまな表現の形式によっても成り立っています。映画独自の表現を考えることは、なぜ映画が、原作となる小説や戯曲、マンガと、良くも悪くも同じ「面白さ」にならないのかを考えることでもあります。さらに映画が切り開いた表現の形式は、TVアニメーションやビデオゲームといった、現代のさまざまな映像文化の基礎となっています。映画を学ぶことで、身近な映像文化をより深く理解できるでしょう。

05

歴史や文化を学んで明日を見すえる

経験は教訓となって将来の自分をより良い方向に導いてくれます。それは社会も同じこと。歴史や文化を学ぶことはその社会がどのような経験をし、何を培ってきたかを知り、発見することです。人文学部では本物に触れることと、実際にやってみることからそれらを体験します。例えば、博物館でのワークショップ。展示品をじっくり眺めてその良さを来館者に伝えることで、人類の歩みを確認します。例えば、最古の道具スピンドルで糸を紡ぐ。その動きが原子力発電につながっていることに気付いた時、歴史が未来へつながっていることを体感します。そして、118万冊にも及ぶ図書館の蔵書が、みなさんの「知りたい」を応援します。

06

神戸で世界史を「体感」する

開港150周年が経過した神戸、その魅力はさまざまな国の文化を体験できる異国情緒にあります。北野異人館、旧居留地、南京町などの街並みや、教会やモスクといった宗教施設、モロゾフやユーハイムなどの本場の味を伝える洋菓子など、神戸で楽しめる異国文化はたくさんあります。それらの文化の背景には、ヨーロッパやアジアで起こった激動の歴史があります。世界史を机上で学ぶだけでなく実際に見ることができるのは神戸で学ぶ特権です。実際に神戸を歩いて世界史を「体感」しましょう。

07

もっと人文学部を理解するキーワード集

フィールドワーク

教室を飛び出して、社会のさまざまな現場に飛び込み、調査や研究を行うフィールドワーク。人文学部では数多く取り入れられている授業形態です。数多くの人と出会い、生の声を聞くことで、新たな気づき、発見があり、学ぶことがより楽しくなります。

異常気象と天変地異

ゲリラ豪雨や地震など、異常気象や災害の増加が取りざたされています。一説によると、森林の伐採やCO2の増加など、人間による環境破壊が一因ではないかと考えられており、早急な対策が求められています。

ビジネス顕微鏡

人間の行動を追跡するセンサーを内蔵した名札を首からぶら下げ、誰と誰がいつ接触したか、どこへ移動したかなどをデータ分析できるシステムです。社員のコミュニケーションを活性化し、効率化をめざす企業などで注目されています

ビッグ・ヒストリー

今までのように一つの国や地域を時間軸でみるのではなく、歴史を巨視的にみる新しい考え方です。人文学部では多彩な教授陣による新しい課目「人類の歴史」が始まります。2年をかけて、人類の壮大な歴史を講義します。

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