フロントライン
地域の子どもたちとふれあいながら、活動を通して子どもに笑顔と特別な体験を届けるのが子ども班の役割です。コープこうべや地域団体、小学校などから依頼を受けてイベント運営をサポートしているほか、地域の祭りなどに子ども向けのゲームブースを出展しています。
さらに、企画から当日の運営までをすべて学生が担う自主イベントにも年4回ほど取り組んでいます。これまでに、キャンパスにある竹林から竹を切り出してレーンを手作りした流しそうめん大会や巨大すごろくなどを開催。どれも「子どもたちに普段できない体験をしてもらいたい」という想いのもと、みんなで時間をかけて話し合って内容を決めています。このほか、動物園や青少年科学館など、学外の施設も利用し、子どもたちが楽しみながら新たな経験や知識を得られるような活動も行っています。
子ども班ならではの特色は、学生同士も子どもたちもニックネームで呼び合うこと。はじめて会う子どもたちと自然に距離を縮められる、親しみやすい雰囲気が活動を支えています。これからも子どもたち一人ひとりの様子に目を配りながら、地域に笑顔とつながりを広げていきます。
子どもたちに
「また来たい」と
思ってもらえる場を
仲間と一緒に
つくっていきたい。
ボランティア活動支援室 学生スタッフ
子ども班リーダー 石丸 陸さん
(薬学部 薬学科 3年次生)
子どもが好きで、大学でも子どもと関わる活動がしたいと思い、子ども班に入りました。工作に励んでいた子が「できた!」と自分の作品をうれしそうに見せてくれたり、何度も活動に参加している子が顔を覚えてくれたりと、心から楽しんでいる子どもの姿を見られるのが何よりのやりがいです。
子どもたちと活動する際は、予定通りに進まないこともしばしば。最初のうちは焦ることもありましたが、次第に現場の状況を見て臨機応変に対応する力がつきました。
現在は子ども班のリーダーとして、企画書の確認や地域団体との連絡、スタッフの調整などを担当しています。子ども班には27人の学生スタッフが所属し、参加を希望する学生も年々増えています。一方で、人数が多いと全員が会議にそろうことは難しいため、議事録を作成して休んでいるスタッフに情報共有することを心がけています。また、イベント当日は、子どもの体調や様子の変化、予定と異なる動きなど、気になることがあればすぐにリーダーへ伝えるようスタッフに呼びかけることも意識しています。トラブルが起きた時に早い段階で状況を把握できれば、必要な対応をみんなで考えられるからです。
企画は有瀬キャンパス周辺で行うことが多いので、今後はポートアイランドキャンパス周辺や三宮エリアなど、これまでとは異なる地域の子どもたちにも参加してもらえるようなイベントを企画することが目標です。子どもたちに「また来たい」と思ってもらえる場を、これからもみんなでつくっていきたいです。
自主企画:須磨離宮公園への遠足
ボランティア活動支援室 学生スタッフ
子ども班 伊林 芽衣さん
(法学部 法律学科 3年次生)
2025年の秋に、小学1年~6年の子どもたちと一緒に須磨離宮公園までの遠足を実施し、私は企画リーダーを務めました。行き先選定からプログラムの構築まで学生が一から手がけるため、熱中症対策をはじめとした安全面への配慮には、人一倍の責任の重さを感じました。前年実施した遠足企画では移動時間が想定より長くなったという反省があったため、今回は子どもたちの負担をできるだけ減らせる場所を意識して行き先を決めたのがポイントです。「リーダーとして滞りなく進めなければ」と、当日は常に緊張の糸が張っている状態でしたが、子どもたちが楽しそうに遊ぶ姿や、帰り道に「楽しかった」「また来たい」という声を聞いて、大きな達成感を得られました。
子どもたちは年齢や性格も一人ひとり違うため、それぞれに合わせた関わり方を考える視点が欠かせません。こうした子ども班での活動を通し、自分から声をかけたり場を盛り上げたりすることの大切さを実感するとともに、コミュニケーション力が向上したと感じています。
