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CASE2:課外活動団体の地域サポート活動「ジュニアクラブ」

本学の課外活動団体が、小中学生を中心にシニア層も含めた
地域の方々に競技の指導を行うジュニアクラブ。
地域のスポーツ振興に貢献するとともに、
学生らが地域と深く関わり指導経験を積む貴重な機会となっています。

課外活動団体の学生が指導者を経験することで
地域のスポーツ振興や学生の成長につなげる

もともと、体育会系の各課外活動団体は、個々に地域住民の方々を募って指導する活動を行ってきました。この活動をさらに充実、発展させるために2017年4月から、文化活動を含めた「神戸学院大学総合型地域スポーツ・文化クラブ」を設置。

現在は、本学の強化クラブに指定されている「アメリカンフットボール部」「ソフトボール部」「テニス部」の3つの課外活動団体がジュニアクラブを開設。各クラブの学生が指導者としてコーチングを行い、指導経験を積むことによって正課教育と課外活動が活性化していくことをめざしています。

01. アメリカンフットボール ジュニアクラブ

小学校1年生から中学3年生までを対象にクラブを開設。競技は安全面を考慮し、タックルをともなわないタッチフットボールを採用し、「思いやり」「協調性」「フェアプレー」をモットーに指導しています。

02. ジュニアソフトボールクラブ

兵庫県のソフトボールの発展や競技を通した豊かな人間形成などを目的として発足。地域の中学生に、ソフトボール部のOB、現役生、クラブの代表者が指導を行っています。

03. テニスクラブ

次世代を担う地元のジュニア層の強化や育成を主な目的として教室を開講。ジュニア大会やシニア大会出場を目標とする選手を対象にスキルアップを図っています。

学生VOICE


経営学部経営学科/スポーツサイエンス・ユニット
(ソフトボール部)4年次生 ※2019年取材時

大垣 竜一朗さん

ソフトボールの魅力を伝えたい
そんな気持ちで取り組み成長できました

監督から誘われたことをきっかけに、ジュニアクラブで指導を行っています。私自身が「ソフトボールの面白さや魅力をより多くの子どもたちに伝えたい」というそんな気持ちが強かったこともあり参加しました。

ポジションである外野を担当していますが、実際に指導してみると、考えていた以上に「人にうまく伝えること」の難しさを知りました。そこで、ソフトボール以外の話題も盛り込みながら、とにかく笑顔でたくさんの話をして、練習を楽しんでもらうことを第一に心がけました。そうすることで、親しくなった参加者の中には、ソフトボールという競技により興味を持ち、将来、本学のソフトボール部に入部したいと言ってくれる参加者もいました。

私は、子どもたちにこのような指導する経験ができて本当に良かったと実感するとともに、今まで以上にソフトボールが好きになり、楽しんでプレーできるようになりました。

卒業後は、ジュニアクラブで鍛えられた「コミュニケーション力」を生かせる職業に就きたいと思っています。今は就職活動の真っ最中ですが、ジュニアクラブでの経験を通じて、社会の中で役立つたくさんの「気づき」を得ることができ、社会人としての素養が身につきました。皆さんにも、子どもたちと一緒に成長する楽しさを体験してほしいと思います。

Event Schedule

「ジュニアクラブ」の実施概要

●アメリカンフットボール ジュニアクラブ
実施:
7月、1月、2月を除く毎週日曜日
対象:
中学1~3年生、小学1~6年生、5・6歳児
会場:
有瀬キャンパス第6グラウンド
●ジュニアソフトボールクラブ
実施:
12月、1月を除く20回程度(9時~12時)
対象:
中学1~3年生(男子)
会場:
有瀬キャンパス第5グラウンド
●テニスクラブ
実施:
テニス部の練習時間内
対象:
シニア大会に出場を希望するシニア会員とジュニア大会及びシニア大会出場を希望するジュニア会員若干名
会場:
有瀬キャンパス第5グラウンド
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