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  4. 2008年度
  5. 2008年5月 「地球環境防災フォーラム」開催記念特集神戸学院大学における“地球にやさしい”取組
  6. 施設・設備での取組例

施設・設備での取組例

環境に配慮された“エコ・キャンパス”
ポートアイランドキャンパス

基盤・敷地

ポートアイランドキャンパス(神戸市中央区)は、もともと、コンテナバース跡地だった場所に建てられています。キャンパスを建築する際には、敷地内のアスファルト層を撤去せず、その上に土を盛りつけて工事が行われました。そのため、通常掘削を行う際に輩出される大量の廃棄物をほとんど出すことなく完成させることができました。また、総面積140ヘクタールに及ぶ広大な敷地を緑地で覆い、ヒートアイランド化を抑止するなど、その敷地の基盤から環境に配慮された建設が行われています。

ポートアイランドキャンパスは、最新設備が完備されたまさに“エコ・キャンパス”

ポートアイランドキャンパスは、最新設備が完備されたまさに“エコ・キャンパス”

空調・エネルギー消費

フロアごとの電力消費の値がリアルタイムで表示されるなど、細やかなエコ対策が可能
フロアごとの電力消費の値がリアルタイムで
表示されるなど、細やかなエコ対策が可能

A号館・B号館・C号館の3つの棟は、コンクリート壁の外側に若干の隙間を空けてその外側をレンガで覆って二重構造の外壁にした「レンガ中空積み」と呼ばれる工法を採用しています。この工法の場合、レンガ壁とコンクリート壁の隙間の空気層が外気を遮断し室内の空気が保たれやすくなるため、夏は涼しく冬は暖かい空間を確保することができます。棟の西面には遮熱・断熱性能の高い「Low-eガラス」を採用し、西日を防いで外装の高断熱化を実施。さらに、屋上緑化を図るなどして建物の温度上昇を防いでいます。室内の照明や空調、冷暖房についても、教室・廊下・トイレにいたるまで高感度の人感センサーですべて制御されています。昼間と夜間、あるいは場所や人数によっても微妙にコントロールされており、エネルギー消費の徹底した効率化を実現しています。こうした室内の空調熱源に関しては、氷蓄熱により昼のピーク負荷をカットし、春・秋・冬の冷たい外気を冷房に利用する「フリークリーング」を採用するなど、さまざまな方法で対処。徹底した省エネ化が図られています。

給水

屋上で集約された雨水はこの「薄い濾過機」で濾過され、各棟へと送られる
屋上で集約された雨水はこの「薄い濾過機」
で濾過され、各棟へと送られる

トイレに流す水や敷地内の樹木類に対する散水に使用される水には、B号館・C号館の屋上から集められた雨水を基本として、不足する場合は下水を高度処理した「地域再生水」も利用して、排水や散水を行っています。これにより、水資源の有効利用に役立つとともに、大幅なコスト削減に成功しています。

ポートアイランドキャンパス事務センター
総務事務グループ 中央監視室
飯田 正樹さん

C号館1階に設置されている中央監視室では、受変電設備、熱源設備、空調設備など大学構内すべての各種設備の管理や監視を行っています。ここでは、常時、建物内の電力系統ごとの電力使用量や主な設備単位でのエネルギー消費量を管理し、使用状況の分析を行うことで効率的運用を図っています。私たちは、エネルギー管理のPDCAサイクル(Plan:目標設定/Do:実行/Check:検証分析/Action:見直し)に従ってエネルギー消費を監視するシステム「e-BEMS」を活用していますが、このシステムだと設備機器の耐久期限などが分かるので将来にわたって計画的な施設運用を実施することができる利点があります。ただ、このポートアイランドキャンパスはとにかく広大です。しかも、開設されて1年が経ったにすぎません。この、日本一環境に配慮した最新の設備を誇るキャンパスの管理・運用をさらに効率よく稼働させるため、今後私たちスタッフが考えていかなければならないことはたくさんあると考えています。

Close Up News

ポートアイランドキャンパスから発信!
子どもたちからの環境メッセージ

「G8環境大臣会合歓迎事業KOBEこども環境フェスタ」
―神戸学院大学ポートアイランドキャンパス―

開催日時:2008年3月23日(土)10:00〜17:00

「G8環境大臣会合歓迎事業KOBEこども環境フェスタ」

主要国首脳会議(G8サミット)に先立って、5月にG8環境大臣会合が神戸市で行われます。これを記念し、3月23日、本学ポートアイランドキャンパスにて「G8環境大臣会合歓迎事業KOBEこども環境フェスタ(神戸市地域環境市民会議・神戸市主催、神戸学院大学共催)が開催されました。ポートアイランドキャンパスを舞台に、市内の小学生や外国人学校に通う子どもたち約100人が集まり、ワークショップの実施や南極昭和基地との交信などさまざまな試みを通じて、皆で一緒に地球環境について考えました。当日は、矢田立郎神戸市長と本学岡田芳男学長も参加。ワークショップで子どもたちのメッセージボードに対する感想を述べたり、一緒に植樹を行うなど終始和やかな雰囲気で実施され、“エコ・キャンパス”ポートアイランドキャンパスが子どもたちのエコ・メッセージで溢れる1日となりました。

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